大西洋に停泊中のクルーズ船でハンタウイルスの集団感染が疑われている問題で、スペインの保健相はクルーズ船をスペイン領カナリア諸島で受け入れると明らかにしました。
一方、カナリア諸島自治州の知事は受け入れに反対しています。
スイス政府は6日、クルーズ船から降りて帰国した男性1人のハンタウイルス感染を確認し、病院で治療中だと発表しました。
これを受けWHO(世界保健機関)は、感染確認が3人、疑い例が5人の合わせて8人となり、このうち3人が死亡したと発表しました。
こうした中、スペイン保健相は6日、クルーズ船がカナリア諸島に到着した後、乗客乗員らに適切な検査や処置を実施し、それぞれの国に帰国させる方針を示しました。
感染症の疑いがある患者3人は既に船から搬送され、船に残る乗客乗員は全員無症状だとしています。
一方、カナリア諸島自治州の知事は、船の運航会社からカナリア諸島テネリフェ島への入港要請があったと明らかにしました。
ただ、“情報共有が不十分”だとして受け入れに反対し、スペインのサンチェス首相との緊急会談を要請しているということです。