北海道函館市に住む70代の男性が、警察官や検察官をかたる男らにだまされ、現金1300万円をだまし取られました。
警察によりますと、4月24日ごろ、男性の携帯電話に金融関連会社の社員を名乗る人物から「26万8000円の未払いがある。あなたの口座が使えなくなる」とショートメールが届きました。
男性がメールに記載された電話番号に連絡すると、「京都府警で被害届が出ている」と告げられ、電話を転送されました。京都府警の警察官を名乗る人物とビデオ通話になり、「あなた名義の口座が犯罪に使用されている」「詐欺の犯人として捜査をしている」などと伝えられました。
さらに検察官を名乗る人物に電話が代わり、「捜査で口座の使用状況を知るため、指定口座に入金してほしい。応じなければ逮捕する」などと要求されました。男性は4月30日と5月1日の2回にわたり、指定された口座に合わせて1300万円を送金し、だまし取られました。
今回の手口は、金融会社の社員や警察官、検察官が次々と登場し、ストーリー仕立てで人をだます「劇場型」と呼ばれる特殊詐欺です。
警察は、警察官や検察官が金銭を要求したときは、すぐに警察相談専用電話「#9110」に連絡するよう呼び掛けています。