新しいスタジアムを巡る議論が本格的に始まった。
サッカーJ1、ファジアーノ岡山の本拠地となる新スタジアムの検討協議会が4月26日、岡山県庁で開かれた。今後の議論のポイントを探る。
◆「建設ありきではない。そもそもの必要性を問いたい」協議会は“実現可能性を調べる調査”
大学関係者や経済界の代表など10人で構成されている検討協議会。26日の会合ではスタジアム建設に詳しい日本女子体育大学の上林功教授が座長に任命された。
上林教授は国が設置した「スタジアム・アリーナ改革ガイドブック」の検討会議でも座長を務めている。
「様々な条件を鑑みながら実現可能性を調べる調査だと認識している」と上林教授。建設ありきではなく必要性を問いたいともしていて、やはり建設は難しい、という話があればそういった議論も協議会で行うべきと表明した。

◆検討課題は主に適切な「規模」・スポーツ観戦以外の「機能」・整備可能な「場所」
岡山県が運営する「JFE晴れの国スタジアム」を巡っては2025年、J1・ファジアーノ岡山の全ての試合でホーム側のチケットが完売し、多くの人が観戦できない状態となった。
サポーターらが新たなスタジアムの整備を求めて約50万人分の署名を岡山県に提出。協議会はこうした動きを受けて県が設置、スタジアムの適切な「規模」やスポーツ観戦以外にも使えることを想定した「機能』、整備可能な「場所」など具体案を検討していく。

◆「1年をめどに提案」とした上林座長「意見がスタジアム建設に関わるという自分事に」
また「コスト」や「経済効果」なども算出し、今後1、2カ月に1回の会合を開いて整備の是非を県に提案します。
上林功教授は1年をめどに提案を行う方向で、「皆さんの意見がスタジアム建設に関わるという自分事にしてもらいたい」と、協議会では意見集約の仕組みを構築することを提案すべきと述べた。

◆協議会は原則「一般公開」に…傍聴したファジアーノサポーター「必要性についてしっかりと議論を」
上林座長が協議のポイントにあげたのが「より開かれた議論」を行うこと。
会は原則一般公開されることになり、この日はファジアーノのサポーターなど10人が傍聴した。
新スタジアムの整備を推進する会の河野良亮さんは「色々な人が協議会の生の映像が見られる環境を作ってほしい。(新スタジアムの)必要性についてしっかりと議論してもらい、その中でどんなスタジアムが良いか話が出てくると思うので、その順番を県は事務局として決めてほしい」と語った。
本格的にスタートした“新スタ議論”。
次の協議会ではファジアーノのホームゲームが行われる5月24日にスタジアムを視察することにしている。
(岡山放送)
