仙台市役所に設置されている、「電光時計」が、新しい庁舎の建設が進み、もう少しで見えなくなることを惜しむイベントが始まりました。

1965年に完成した仙台市役所の本庁舎。その8階部分に設置されたのが縦3・4メートル、横3・7メートルの「電光時計」です。

その時計が…

記者リポート
「仙台市中心部の一番町四丁目商店街です。あちらに見えるのが仙台市役所本庁舎の電光時計です。通勤通学やこのあたりのお店に遊びに来た時、またイベントなど、様々な場面で目にしていたと思います。その本庁舎の目の前では、現在新たな庁舎の建設工事が進められ、まもなく見えなくなります。当たり前だったこの風景も見納めとなります」

現在の庁舎の南側では、地上15階、高さおよそ80メートルの新庁舎の建設が進んでいて、5月8日に7階部分まで鉄骨が組み上げられる予定です。
その時点で商店街からは「電光時計」が見えなくなります。

多くの人たちが見上げてきた「街の時計」がもう少しで見えなくなることを惜しみ、商店街では、メッセージを寄せられるブースや電光時計の歴史に関するパネルが1日から展示されています。

記者リポート
「現在の本庁舎が完成した当時の写真です。こちらの電光時計、よく見るとセンターからずれて設置されています。これは商店街から見えやすくするために、あえてずらして設置したということです」

この商店街で大正から続く刃物店の2代目、加藤義靖さん(88歳)。
電光時計は日常に溶け込んだ身近な存在だったと話します。

加藤義永刃物店 加藤義靖さん
「つい北の方を向くと市役所が目に入りますから、時計は見ていましたよ。道路の真ん中に立つと正面にばっちし見えたんですよ」

仙台市によりますと、現在の庁舎の解体は再来年度以降の予定で、電光時計の扱いは未定となっていますが、新しい庁舎にはデジタル時計が設置される予定です。

仙台市役所財務局・本庁舎整備室 佐藤和也室長
「市役所の電光時計につきましては市民、商店街の皆様に長らく親しまれてまいりましたので、新しい庁舎でも電光表示という形で引き継いで残して、市民の皆様とともに時を刻んでいただければと思います」

パネル展は2日まで行なわれています。

仙台放送
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