1日は5月の嵐となる中、市街地を雨の中で徘徊するクマが出没しました。
世界遺産のお寺も影響を受けています。
森の中をゆっくりと歩く1頭のツキノワグマ。
岩手県北部で、4月29日に地元のハンターが設置したカメラが捉えました。
岩手県北部のハンター:
たぶん親から離れたばかりですね。鼻から尻尾まで100cm前後、結構小柄ですよね。
クマの体長は約1メートル。
4月30日の深夜1時過ぎ、クマは迷うことなく箱わなの中へ。
しかし、この箱わなはイノシシ用で仕掛けは作動せず、約3時間後、わなを抜け出したクマは一度だけ振り返り森へと姿を消しました。
その17時間後、再びクマが現れ、わなに入りました。
餌を食べているのか、口をもぐもぐ動かしています。
岩手県北部のハンター:
同じ個体でして、脱出してそこから毎日来ている。(クマが出たのは)家が15、6軒あるところから大体30メートルくらい。捕獲してほしいという声があるので、いま保健所と協議をしている。
秋田・大仙市では4月29日、住宅街にある野球場の駐車場を猛ダッシュで横切るクマが目撃されました。
この日、市内の住宅街では出没が相次ぎ、近隣住民は「山にはいるだろうけど、こういうところまで来るとは思わなかった」と不安な様子でした。
4月30日正午ごろにも、潟上市の交差点でクマが目撃されました。
出没したのは体長1.5メートルほどのクマとみられ、市街地から海のほうへ逃げていったといいます。
クマ出没を受け、潟上市は4月30日に箱罠を設置。
中にはクマを引き寄せる餌が置かれていました。
一方、1日午前8時半過ぎ、春の嵐が直撃した静岡・浜松市で目撃されたのは、雨が降る中をずぶぬれで歩くクマ。
場所は新東名浜松いなさICから4kmほど離れた住宅などが点在する地域です。
FNNが入手した写真では、石垣の上をクマが歩いています。
2日から5連休に入る中、浜松市林業振興課の小林和重課長は「クマは1メートルくらいと聞いています。このあたりは出るエリアではない。5連休の入り口なので、気をつけながら自然を楽しんでほしい」と話しました。
ゴールデンウィークも中盤を迎える中、観光地ではクマ出没による影響も大きくなっています。
京都の世界遺産・仁和寺は、寺の北側の山でクマが目撃されたことを受け、山に入ることを禁止しました。
お堂を巡るハイキングコースがある裏山は、“1日お遍路”が体験できる人気スポット。
3日に開催を予定していたウォーキングイベントも中止となりました。
ただ、クマが目撃されたのは寺の北西にある山中のため、参拝は通常どおり行えるということです。