東京・福生市で29日、男がハンマーで少年らを殴りつけ逃走している事件で、警視庁は44歳の男を全国に公開手配しました。
現場から、フジテレビ社会部・八重澤亜有美記者が中継でお伝えします。
辺りは比較的閑静な住宅街で、日中の時間帯は人通りはあまり多くありません。
そろそろ下校の時間となる中、大人と一緒にランドセルを背負った小学生が歩いている様子があります。
公開指名手配された高林輝行容疑者(44)は29日朝、福生市加美平でハンマーで少年を殴り殺害しようとした疑いが持たれています。
高林容疑者は、警察官らにも農薬のようなものをふきかけ、合わせて5人が重軽傷を負いました。
高林容疑者は犯行後、自宅に戻ったものの裏口から逃走していて、警視庁は30日、高林容疑者の顔写真や逃走直後の映像を公開し、都内や近隣の地域を中心に行方を追っています。
――警視庁はなぜこのタイミングで公開手配に踏み切った?
いまはSNSなどネットで情報を得る人も多く、公開された高林容疑者の写真などをみて警視庁にも情報がより集まりやすくなり、それが早期解決につながる。
そうしたことが公開手配の理由の一つと言えます。
ある捜査幹部は、「今回の犯行は無差別ではなく、特定の人物を狙ったものだが、非常に身勝手な理由で犯行に及んでいて、ほかの第三者への危険も払拭できない。住民の不安を早期解消するためにも公開捜査に踏み切った」と話していました。
――周辺には小学校などもあるが、地元の人たちの様子はどうか?
30日朝の登校はいつもとは違う、少し緊張感に包まれているような雰囲気でした。
保護者に話を聞くと、この辺りは地元の知り合いがとても多く、普段は安心して通わせられる地域だと話していました。
しかし、30日は小学校の正門前に警察官が配置され、保護者が付き添って登校する児童の姿が多く見られました。
「普段は1人で登校させているが、事件を受けて付き添っている」という声が聞かれたほか、「高林容疑者が捕まるまでは一緒に登校し続ける」と話す人もいて、「とにかく早く捕まってほしい」と、いち早い事態の解決を望んでいる様子が見て取れました。