岩手県大槌町の山林火災は4月30日で9日目、29日は多くの地区で避難指示が解除されました。
一方、一部の地区では避難指示が続いていて、町は「状況を見極め判断していく」と慎重な姿勢を示しています。
三倉茉裕子アナウンサー
「町は日常を取り戻しつつあります。焦げ臭さもほとんど感じなくなりました」
大槌町の2ヵ所で相次いで発生した山林火災は、30日で9日目です。
町は29日、これまでの消火活動と雨の効果で、住宅への延焼の恐れがなくなったとして、吉里吉里地区周辺、約3200人の避難指示を解除しました。
吉里吉里地区の住民
「交通止めになっていたこともあり買い物が不便だった。日常生活に戻れるなというほっとした安堵感でいっぱい」
29日は、一部区間で運休が続いていた三陸鉄道が、1週間ぶりに運行を再開しました。
利用客
「ずっと利用していた三鉄なので、戻ってきてくれてうれしい」
一方で、山あいの長井地区では、倒木や落石の恐れがあるとして、引き続き17世帯24人に避難指示が出されています。
県によりますと、30日午前6時時点の焼失面積は、小鎚地区と吉里吉里地区周辺、合わせて1633haで、28日時点から延焼の拡大は見られていません。
町は先ほどの会見で、避難指示が続く長井地区について「道路の安全確保に向け作業中で、状況を見極め一刻も早く避難指示が解除できるよう判断をしていく」とコメントしました。