静岡県伊東市の静かな地に誕生した「はなうたガーデン-伊東-」。私たちが追求してきたのは、単なる墓地ではなく、訪れる人が思わず「はなうた」を口ずさむような、生命の循環を感じる庭園づくりでした。この度、その運営思想が海を越え、シンガポール放送からの取材・放送という形で、一つの大きな「事業成果」へと繋がりました。なぜ、日本の地方にある樹木葬地が、世界的なメディアの目に留まったのか。その歩みと、私たちが大切にしている価値観を振り返ります。
1. 「お墓」を「庭」として再定義した挑戦
~暗いイメージを払拭し、思わず「はなうた」が出るような空間へ~
「お墓参り」と聞くと、多くの人がどこか重苦しく、義務感のようなものを感じるかもしれません。私たちが「はなうたガーデン-伊東-」を立ち上げる際に決意したのは、その既成概念を根本から覆すことでした。目指したのは、遺された人々が「またあそこへ行きたい」と思える、明るく開放的な「イングリッシュガーデン風の樹木葬」です。
特にこだわったのは、五感すべてに訴えかける場づくりです。
視覚(植栽): 季節ごとに表情を変える色鮮やかな草花を厳選し、常に生命の息吹を感じられるよう専門のガーデナーが手入れを行っています。
聴覚(演出): 園内には、静かに風の音と草木が囁く音や鳥の音を調和するように、無音よりもむしろ心が落ち着き、自然と故人との対話が生まれる。そんな「音の設計」にもこだわりました。
こうした「庭」としての再定義は、供養の場を「悲しみの場所」から「癒やしと再会の場所」へと変えるための、私たちの挑戦でした。
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2. 地域共生と持続可能な運営
~伊東の景観を守り、次世代へつなぐ「循環」の仕組み~
私たちが「はなうたガーデン-伊東-」を運営する上で、何よりも大切にしているのは、この土地が持つ本来の美しさを損なわない「地域との調和」です。樹木葬という形態そのものが、墓石を立てる従来の形式に比べて環境負荷が少なく、自然を再生・維持していく持続可能な選択肢でもあります。
私たちが取り組んでいるのは、単に区画を販売することではありません。かつては手入れが難しくなりつつあった土地を、地域の人々にとっても、訪れる人々にとっても価値のある「生きた庭園」として再生させることです。
地産地消の庭園づくり:
伊東の気候に馴染む植物を中心に構成し、地域の生態系に配慮した環境を維持しています。これにより、施設が孤立するのではなく、伊東の豊かな自然の風景の一部として溶け込むことを目指しました。
「地域の居場所」としての役割:
供養という目的がない方でも、散歩の途中にふと立ち寄りたくなるような、地域に開かれた場所であること。私たちは、この場所が伊東の新たな「地域の資産」となり、世代を超えて愛され続けることで、真の意味での持続可能な運営が実現できると信じています。
自然を壊すのではなく、人の手を介することでより輝かせ、次の世代へと引き継いでいく。この「癒やしの循環」こそが、はなうたガーデン-伊東-が地域社会に対して果たしたい約束です。
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1周年記念の植樹イベントで参加者のお手伝いをする理事長・赤坂信
3. 予期せぬ「世界からの視線」
~シンガポール、そしてアジアが注目した「新しい日本の死生観」~
今回、シンガポールのメディアからアプローチを受けた際、彼らが最も関心を示したのは「終活という死をポジティブに捉え直す日本独自の文化」でした。シンガポールをはじめとするアジア諸国では、急速な都市化と高齢化が進む中で、死をどう捉え、いかに「心身ともに満たされた豊かな時間」を最後まで過ごすかという、ウェルビーイング(心豊かな暮らし)への関心が急速に高まっています。
番組内で私たちの取り組みは”新たな挑戦”として注目され、「はなうたガーデン-伊東-は義務をレジャーに変えた」「ペットを子供のように思い、深い悲しみを持つ家族を歓迎し、土の中での再開を約束する」「霊園の墓石を園芸に置き換え、大地と海と花は、家名よりも優先される」などと紹介されました。(YouTube)
多忙を極める都市部で暮らす人々にとって、自然と共生し、穏やかに故人を想う時間は単なる異文化の紹介ではなく「自分たちが求めていた心の在り方」として深く共鳴したのです。国境や文化を越えても、人が「安らぎ」を感じる本質は変わらない。その確信を得たことは、事業としての大きな一歩となりました。
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4. 次に見据える未来
~今回の成果は、新たなスタートライン~
世界29カ国に届けられた今回の放送は、私たちにとってゴールではありません。むしろ、当園から世界へ向けて「安らぎの価値」を発信していくための、新しいスタートラインだと考えています。
今後は、今回得られた国際的な視点を活かし、さらに地域を盛り上げる取り組みを加速させます。
庭園のさらなる充実: 訪れるたびに新しい発見があり、「心がふっと軽くなる瞬間」を何度でも体験できるような、より深い癒やしの空間づくり。
伊東を楽しんでもらうおもてなし:温泉付きホテルとの宿泊プラン、地元の旬の食材を使用した法要メニュー、観光地のご案内まで。リゾート地・伊東ならではの贅沢なおもてなしで、心と体を解きほぐすひとときご提案いたします。
私たちはこれからも、伊東の豊かな自然とともに、訪れるすべての人に「はなうた」が出るような幸福な時間を提供し続けてまいります。
■運営団体について
法 人 名 :公益財団法人 千の花々メモリアルガーデン
代表理事 :赤坂 信
所 在 地 :〒414-0051 静岡県伊東市吉田 1006番
許可年月日:令和5年6月16日
許可番号 :伊東市指令市 第964号
開園時間 :9:00〜17:00
U R L :https://www.hanautagarden.or.jp/
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