OHK岡山放送で夕方6時9分から放送中の「OHKライブニュース」の新コーナー「キニナル」。長野県出身で2026年入社の松島直輝アナウンサーが担当します。

(松島直輝アナウンサー)
「岡山・香川の今キニナル人や話題を深掘り取材していきます。私が今年、岡山に来て驚いたことの一つが、路面電車が市街地を走っていることです。そこで、第1回の4月22日は、「二刀流乗務社員」について紹介します。

・・・このニュースは2024年も紹介しましたね。
「当時も話題になっていた、バスと路面電車の両方の運転士を目指す「二刀流乗務社員」の1期生が路線バスの運転手としてデビューしています。どんな人なのか探ってきました」

「岡山市街地の景色にすっかりなじんでいる路面電車。岡山に来て4カ月の私にとっては新鮮ですが、どこか安心できるそんな存在感があります」

岡山市の中心部を走る路面電車。初めて走ったのは明治時代、長年、岡山市の象徴的存在として親しまれています。

その路面電車ですが今、路面電車とバスの両方を運転する「二刀流」の運転士が誕生しようとしているんです

人見幸希さん(28)。岡山電気軌道の「二刀流乗務社員」の1期生です。

多様な働き方、働きやすい環境づくりを図るため、岡山電気軌道が全国で初めて募集を開始したのが「二刀流乗務社員」です。2025年5月に入社した人見さん。実は、入社するまでバスのハンドルを握ったことは一度もありませんでした。

Q:「二刀流乗務社員」に応募するまではどんな仕事を?
(人見幸希さん)
「うどん店をしていた」

岡山市出身の人見さん。短期大学で栄養士の資格を取得し、学校などの給食を提供する会社に就職した後、岡山市内でうどん店を開いた友人に誘われ、店長を任されることになりました。

しかし、周辺にラーメン店が増え、集客に苦戦。わずか2年で店を閉めることに・・・。

【今回のキニナルポイント】なぜバス・路面電車の運転手を目指したのか?

Q:なぜバス・路面電車の運転手を目指したのか?
(人見幸希さん)
「一番はバスと路面電車の両方に乗れること、未経験者でも大丈夫ということでバスの免許を一から取り、勤務できるのがありがたかった」

他にもこんな思いもあったといいます。

(人見幸希さん)
「幼いころの将来の夢が公共交通機関の運転手。幼いころの夢をかなえられることが最終的な決め手になった」

約半年間の研修を経て、2025年11月に路線バスの運転手としてデビュー。人見さんが運転するバスに実際に私も乗車させてもらいました。

(松島直輝アナウンサー)
「人見さんの運転しているバスに乗っているのですが、安定感が抜群で、乗り心地も最高です」

現在は、バスの運転のみですが、今後は、会社で教育を受けて路面電車の運転免許取得のための試験に備えます。

(人見幸希さん)
「楽しみなことは路面電車の運転席に座ること。バスの運転でも基本が大事になるので基礎はしっかりとしていきたい」

地域に信頼される運転手に。人見さんの二刀流物語は始まったばかりです。

(人見幸希さん)
「バスに乗っていても路面電車に乗っていても、二刀流の人だ、丁寧な運転の人だ、と言ってもらえるようになりたい」

人見さんは、幼いころの夢をかなえました。今回の取材で何歳になっても夢を追いかけていくことの大切さを学ぶことができました。

「二刀流乗務社員」は2期生の募集も行われているということです。

岡山放送
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