4月18日には長野で、20日は三陸沖でも震度5強を観測する地震が発生し、いつ起こるか分からない自然災害への恐怖を改めて感じます。南海トラフ地震で巨大な津波が襲うと言われる高知もひとごとではありません。津波警報や注意報が出たらどのような行動を取るべきなのか、おさらいしましょう。
皆さんは津波に関する警報や注意報の意味を正しく理解していますか?気象庁は地震が発生した際、地震の規模や位置をすぐに推定します。これらをもとに沿岸で予想される津波の高さを求め、地震が発生してから約3分を目標に大津波警報や津波警報、津波注意報を発表します。この時予想される津波の高さは通常5段階です。
まず「津波注意報」は予想される津波が高いところで0.2メートル以上1メートル以下。海の中では人は速い流れに巻き込まれ、小型船が転覆するなどの被害が想定されます。
「津波警報」は津波の高さが1メートルを超え、3メートル以下の場合。標高の低いところでは浸水被害が発生。人は津波による流れに巻き込まれます。
「大津波警報」は3段階に分かれています。津波の高さが3メートル超え5メートル以下、5メートル超え10メートル以下、そして10メートル超えです。巨大な津波が襲い木造家屋が全壊・流失。人は津波による流れに巻き込まれます。
想像しただけでも恐ろしいですが、私たちは警報・注意報が出た時にどのよう行動を取るべきなのでしょうか?気象庁のホームページでは以下のように呼びかけています。
・「津波注意報」が出たら海の中にいる人は直ちに海からあがって海岸から離れてください。
・「津波警報」や「大津波警報」が出たら沿岸部や川沿いにいる人は直ちに高台や避難ビルなど安全な場所へ避難してください。
“津波から逃げて終わり”ではありません。津波警報・注意報が解除されるまで安全な場所から離れないでください。ここなら安全と思わずより高い場所を目指して避難しましょう。
震源が陸地に近いと津波警報・注意報が津波の襲来に間に合わないことがあります。強い揺れや弱くても長い揺れを感じた時はすぐに避難を始めましょう。いつ起こるか分からない地震ですが、今できる備えを一緒に確認しましょう。
地震・津波が発生した時の避難場所・避難経路をハザードマップなどで確認してください。家族が別々の場所にいる時に被災する可能性もあります。あらかじめ集合場所を話し合っておくことも大切です。家具の配置の見直し、壁に固定するなど倒れない対策をしましょう。また出入り口や通路に家具や物を置かないようにしてください。
水や非常食・衛生用品を準備するなど、日ごろからの備えを確認してください。夜、寝ている時に地震が起こることもあります。すぐに避難できるように防災バッグやヘルメット、懐中電灯、上履きを寝る場所の近くに置いてください。
命を守る鍵は私たち一人ひとりの「逃げる」意識です。南海トラフ地震を正しく恐れ、今できる備えをしましょう。