リニューアルオープンしたキャナルシティ博多のラーメンスタジアム。7カ月半ぶりの再開を待ちわびたラーメンファンで賑わいをみせた。
7カ月半ぶりのラーメンスタジアム
2026年4月、開業30周年を迎えるキャナルシティ博多。記念の『キャナル誕生祭』も始まった。

なかでも注目を集めているのが、7カ月半ぶりにリニューアルオープンした、ラーメンスタジアム、通称『ラースタ』だ。

全国の人気ラーメン店、8店舗が集結した、ラースタが帰ってきた。開店と同時に待ちわびたラーメンファンで席は次々と埋まっていく。

なかでも、人気を集めていたのが九州初出店となる大阪の人気店『人類みな麺類』系列の『麺や 豚夢』。天草のブランド豚を使った分厚いチャーシューが魅力だ。

「めっちゃ、おいしかったです」「チャーシューが、めちゃくちゃ柔らかいです。口の中で溶ける」と大好評だった。
14年前にラースタで修業した店主も再び
一方、地元福岡からラースタ初出店の『麺屋たいそん』。「豚骨が非常に濃厚でガツンと来ます。ただ豚骨の臭みはそれほどなくて、後味は甘味すら感じるおいしさですね」とこちらも好評だった。

実は、店主の松尾亮太さんは14年前の2012年、このラースタで修行を積んでいた。

「僕のルーツといえばラースタなので、ここで学んでいろんなとんこつラーメンの奥深さを学んだ場所」と松尾さん。その後、独立して『麺屋たいそん』を創業した。見習いから店主へと成長し、この場所に戻ってきたのだ。

松尾さんは「ここに店を出すことを1つの目標としていたので、ラースタを拠点としてたくさんの方にお届けできれば」と話す。
ミニラーメン登場 “はしご”も容易に
さらに新生ラースタでは、各店舗でミニサイズのラーメンも用意され、これまで以上に“はしご”がしやすくなった。

「これで3杯目」「店によって全然味が違う。楽しいですよ」「このあともう1店舗、2店舗、行こうかな」と3人組の男性客は麺をすすっていた。
外国人観光客の姿も多く見られ、福岡の人気観光スポットがさらに街を盛り上げてくれそうだ。
最新の売上げはコロナ禍前の約1.5倍
キャナルシティ博多が開業したのが1996年4月。福岡を変える“超巨大プロジェクト”と呼ばれていた。“キャナル効果”で、福岡全体の観光客が大幅に増え、初年度の来館者数の1600万人超えが、いまでも伝説の記録といわれている。

その後は、天神や博多の駅ビルの勢いに押されて停滞する時期があったうえ、コロナ禍で大打撃。1ヶ月間の全館休業もあり、2020年の売上げは前年比で5割減少という、かつてない窮地に追い込まれた。

しかしその後は、外国人観光客を取り込む戦略が大成功を収めて、九州観光の拠点として定着し、最新の売上げはコロナ禍前の約1.5倍という驚異的な伸びを見せ、完全復活を遂げている。

一時的に閉館していたキャナルのイーストビルも2026年の秋に営業が再開される。まだまだ勢いは続きそうだ。
(テレビ西日本)
