福島市の果樹農家と福島テレビの清野貴大気象予報士がタッグを組み、東北の福島県福島市で柑橘栽培にチャレンジする。
以前、新潟県・佐渡で美味しいミカンと出会った清野気象予報士。福島でも栽培できないか考えていたところ、近年の温暖化でリンゴの栽培に悩んでいた福島市のリンゴ農家・阿部幸弘さんが協力してくれることになった。今回は、どこでどんな柑橘を栽培していくか決めていく。
■まずは畑選びから!
福島とほぼ同じ北緯で柑橘の栽培をしている、新潟県のJA佐渡にミカン栽培の適地を聞いてみると、日当たりなど大きく4つのポイントを教えてもらった。
・排水良好な土壌
・弱酸性土壌
・有効土層が50cm以上
・冬の季節風が当たらない南向きの場所
「条件が完璧に揃うのはなかなか難しい」という阿部さん。その中でも、条件に近い場所があるという。
そこに植えてあったのは、リンゴの早生品種『つがる』。温暖化の影響を一番受けていた品種で、日焼けや害虫の被害を受けていた。
阿部さんは「これをまず伐採して、あと土壌改良して柑橘を植える予定」だという。
■植える柑橘を選ぶ
次は、果樹選び。どんな柑橘を考えていたのか阿部さんに聞いてみると「まず第一条件的には、まずおいしいもの」という。さらに「私のメインはリンゴのフジですので、例えば10月までのものとか、年が明けて1月・2月に収穫できるものが理想」との回答が。
一言で柑橘といっても、種類によって収穫時期がバラバラ。阿部さんとどんな品種がいいか、すり合わせをした上で苗を買いに苗木の名産地・新潟市秋葉区へ。
佐渡に苗木を出荷する園芸店「八草園」。ハウスの中には、たくさんの柑橘が揃い、苗木の出荷のピークを迎えていた。
苗木を植えるなら、春の時期が適しているという。
今回選んだのは『カボス』と、9月が収穫の最盛期『スダチ』。レモンは2種類、病気にも強く果汁たっぷり『璃の香』と、糖度が2倍で別名「食べるレモン」こと『スイートレモン』。ミカンは甘みや酸味にそれぞれ特徴がある『ゆら早生』『田口早生』『興津早生』の3種類。さらに『デコポン』など別の柑橘も2種類。
■福島での栽培開始!
清野気象予報士が苗木を買いに行っている間、阿部さんは畑の整備。早生品種のリンゴ『つがる』が植えてあった場所に、柑橘を植える準備が整った。
今回植える苗は、ほとんどが2年目。一般に柑橘が、出荷できるほど実をつけるのは3年目以降とのこと。
阿部さんは「温暖化が急激に二次曲線的に進んでいますから、おそらくギフトであったりするとリンゴと柑橘が揃って1つの箱に入る時代・時期が私はまもなく来ると思う。それを先駆けてやっていきましょう」と意気込む。
ようやくスタートした福島市での柑橘栽培。今後どんな展開が待っているのか?