ロスフラワーが共生と勇気を届けるアートに生まれ変わります。

都心の大地に大きな絵画が出現。
東京駅のすぐ目の前で、17日から3日間開催される「TOKYO FLOWER CARPET 2026」。

地面に現れた絵画は花絵と呼ばれるアートで、近づいてよく見るとふわふわの花びらが立体的に敷き詰められています。

制作中の花絵は、日本の伝統文化「浮世絵」と「ポケモン」が融合したその名も「浮世絵風ポケモンスペシャル花絵」。

材料はカーネーションや菊、コチョウラン約5万本分の花びら。
実は、その半数は廃棄されてしまうはずだった花「ロスフラワー」です。

参加者:
昨日全部カーネーションを茎から外して花を2万5000本かな、カーネーション。あちらはコチョウランを並べているが500鉢くらい。

2026年で5回目の開催を迎えるこのイベント。
開催を終えると花びらの8割ほどを回収し、画用紙に再生します。

その画用紙は再び特別支援学校へと送られ、子どもたちが絵を描く教育に活用。

その絵は再び「花絵」のデザインに採用され、実際に子どもたちが参加して一緒に花絵を制作する循環型のインクルーシブアートです。

こうしたロスフラワーの“循環活用”によって、2018年の活動開始以来、スケッチブック約9000冊、画用紙約4万3000枚が特別支援学校や能登半島地震の被災地の学校へ届けられています。

能登といえばもう1枚。
18日制作するこの花絵に使うのが、能登町の復興にちなんだ「端材」です。

被災した家屋の修復や新たに家を建てた際に出た「木くず」を能登の人たちが丸3日かけて色鮮やかなチップへ再生したもの。

石川・能登町「やなぎだ植物公園」・竹内剛代表:
ちょっとこの機会に(能登を)思い出していただき、被災地の状況に気持ちを寄せていただければありがたい。

ロスフラワーの循環活用が人と人をつなぐアート。

一般社団法人「花絵文化協会」・藤川靖彦代表理事:
今回、新たに視覚障害の人を対象に目の見えない方にも絵を作るという活動をやってみようと思って、目に障害のある人は花の感触を楽しんだり香りを楽しんだり、それを健常者の子どもたちと一緒に組んで、導きながら「ここに置いていきましょう」といった形で絵を完成させていく。そういったところにもどんどん広げていきたいなと思っている。