京都・南丹市で11歳の安達結希さんの遺体を遺棄した疑いで逮捕された37歳の父親が、「衝動的に首を絞めて殺害した」という趣旨の供述をしていたことが分かりました。

事件の現場となった京都・南丹市で17日朝、大きな動きがありました。

警察が押収したのは安達容疑者の自宅に止まっていた黒い車。
事件の重要な鍵を握るとみられます。

11歳の安達結希さんの遺体を遺棄した疑いで父親の安達優季容疑者(37)が逮捕された事件。
安達容疑者は容疑を認めているほか、逮捕前の任意の調べに対し、「衝動的に首を絞めて殺してしまった」という趣旨の供述をしていることが捜査関係者への取材で分かりました。

また、安達容疑者が運転していた車のドライブレコーダーから、データの一部が消去されていたことも分かりました。

一方で、警察は結希さんの捜索と同時に安達容疑者のスマートフォンやドライブレコーダーの位置情報の履歴などを分析。
捜索範囲を絞り込んでいった結果、靴や結希さんの遺体発見につながったということです。

事件の全容解明の鍵となる可能性があるのが17日朝、警察が安達容疑者の自宅から押収した黒い車です。

捜査関係者によりますと、この車は結希さんの遺体遺棄に使われた疑いもあるということです。

南丹市内の自動車販売店に設置された防犯カメラの映像。
駐車場に黒い車が入ってきました。
運転手は自動販売機で飲み物を購入。

この車、警察が押収した車と比べると車種や色、ナンバーが完全に一致しています。

映像が撮影されたのは、結希さんが行方不明となる6日前の3月17日の午前7時48分。
そして、翌日18日の午前7時50分にも全く同じ行動をする様子が確認できます。

防犯カメラを設置した自動車販売店の従業員は「毎日(午前)7時45分~50分の間、だいたいそれくらいで決まった時間に来ていた。結構すごい勢いで駐車場に突っ込んできて、運転が荒っぽかったので印象によく残っていた」と話します。

それは朝のルーティンだったのでしょうか。

防犯カメラは幹線道路沿いの店に設置されています。
この道路は結希さんのリュックが見つかった現場とスニーカーが見つかった現場を通る道路。

注目すべき点は、向かう先に安達容疑者の勤務先があるということです。

そのルートを実際に走ってみると、森に覆われた場所もあれば住宅街も。

そして、小道を左に入っていったところで捜索隊は安達さんの靴を発見しました。
この場所は車で走って自宅から10分ほどの場所です。

靴が発見された場所を過ぎると、まもなく見えてきたのが防犯カメラが設置された自動車販売店。
さらに北上すると、安達さんの通学用かばんが見つかった場所があります。
そして、この先に安達容疑者の勤務地があります。

安達容疑者の自宅から勤務先まで続くルートでリュックやスニーカーが発見されたのです。
その意味について、専門家は次のように見ています。

明星大学心理学部心理学科・藤井靖教授:
日常を演じ続けるっていうことで言うと、普段行かないようなところに行くっていうのは不自然にうつりますから、通勤経路という自分がなじみがある、そういう場所に証拠隠滅するという行動になったか。