福井県は、県税の徴収に関して調査などを行う職員が身分証明書を紛失したことが分かったと明らかにしました。県は、不審な訪問などに注意を呼び掛けています。
県によりますと、県税の賦課徴収や滞納処分についての調査や捜索を行う際に携帯する「徴税吏員証」を紛失したのは、嶺南振興局税務部・二州県税相談室の職員です。
この職員は2025年7月頃、執務室の机の引き出しに他の書類とともに保管してあるのを確認。その後、証明書の記載内容の変更があったため、新しいものと引き換えに回収される際、紛失していることに気付きました。その1カ月ほど前には職場の配置換え作業を行い、大量の書類を処分していたということです。
県はすでに、紛失した証票を無効とする手続きを済ませており、現時点で悪用された事案は確認されていません。
県は、徴税吏員は調査や捜索の際には必ず顔写真付きの証票を携帯しており、県の領収証を発行せずにその場で現金を受け取ることはないとして、税務職員を名乗る不審な訪問や電話があった場合は、県税務課などへ連絡するよう呼び掛けています。
県は「管理体制の不徹底が原因であり、今後は定期的な所持状況の確認を行うなど再発防止に万全を期したい」とコメントしています。