高市総理大臣は16日、中東情勢による石油関連製品の国内供給不足に対する新たな対策として、不足が指摘される医療用手袋について、「5月に5000万枚放出する」ことを表明した。
パンデミックの発生に備えた国内備蓄分を放出する。
高市総理は、中東情勢に関する関係閣僚会議で挨拶し、「国民の皆様の命と暮らし、経済活動に支障が出ないよう、これまで以上に緊張感とスピード感を持って対応に当たってまいりましょう」と関係閣僚に呼びかけた。
その上で、「国がパンデミックの発生に備えて備蓄している医療用手袋を、この手袋の確保に支障をきたしている、不足している医療機関向けに、5月から5000万枚放出します。国は現在、放出可能な医療用手袋を5億枚近く備蓄している」と述べて、不足が懸念される医療向け石油関連製品として医療用手袋への供給支援を表明した。
また、「今週も農業を含む様々な分野で、供給を実現することができました」として、田植えに必要な軽油やガソリンの供給や、緑茶栽培の事業者向けに重油の供給も済んだと強調した。
さらに、高市総理は、「一部で生じている流通の目詰まりについても解消が進んでいるとの報告を本日受けた」と述べて、シンナーや消毒液、人工透析用の注射針などの具体的な製品名を挙げて、供給不安の解消が進んでいることを強調した。