八代市庁舎の建設事業について調査する市議会の百条委員会が14日開かれ、「業者の利益を捻出するために市幹部が業者や自民党の市議と具体策を協議していた」と市職員が証言しました。
これを受け、自民党の八代市議らは「百条委員会は公平・公正ではない」として委員会を提訴する方針を15日示しました。
2022年に完成した八代市庁舎をめぐっては、当時の事業計画などが適切だったか、百条委員会が設置され調査が行われています。
14日の委員会では、工事発注に関わった職員2人が証人として出席。
このうち入札に関わった女性職員は、当時の上司から「選定基準案は『天の声』によるものであり、一言一句、変更することなくこの案に従って行うよう指示された」と証言。
また、庁舎の設計などを担当していた男性職員は「業者の利益を捻出するために市幹部が業者や自民党の成松 由紀夫 市議と具体策を協議していた」と証言していました。
これを受け、成松市議など自民党の八代市議らは、15日会見を開きました。
【橋本 幸一 八代市議】
「レールの敷かれた百条委員会は前代未聞。あってはならないことで民主主義の地方議会でこういったケースは初めて」
市議らは「百条委のメンバーの中に、成松市議らを官製談合の疑いで告発している人物がいて、公平・公正でない」と主張。
委員の刷新といった改善がみられなければ、委員会を提訴する方針を示しました。
また成松市議は、偽証行為によって名誉を毀損されたとして、委員長のほか、証言した職員2人などを刑事告訴する方針だと明らかにしました。
【成松 由紀夫 八代市議】
「(自分が話した)やりとりの部分を、自分たちの決めつけと一方的な解釈で利用された」
百条委員会は、4月下旬に開く次回も、証人喚問が行われる予定です。