アメリカとイランの和平交渉が決裂し、エネルギー供給への不安が増す中、長岡発の新たなエネルギーとして期待されている“合成メタン”の製造現場が4月14日、初めて報道陣に公開されました。

14日、新潟県長岡市で公開されたのは、約1万平方メートルという広大な敷地に整備された新エネルギー・合成メタン、通称『e-メタン』製造の試験設備です。

INPEXと大阪ガスが共同で建設しました。

e-メタンは、INPEXの長岡鉱場越路原プラントで天然ガスを生産する際に出るCO2を再利用して水素との化学反応で製造する環境に優しいエネルギーとして注目されています。

【INPEX低炭素ソリューション 落合浩志 事業本部長】
「南長岡ガス田の地下には天然ガスと一緒にCO2も含まれている。生産するとCO2も出てくる。直接、このプラントに持ってくることで、ほぼただでCO2を調達できる」

この施設では、一般家庭1万戸分にあたる天然ガスとほぼ同じ成分のe-メタンが製造できると言います。

去年から試運転を行い、今年2月下旬に実証実験を始めています。

中東情勢の影響でエネルギーの確保が難しくなっている中で、担当者にとってもこの新しいエネルギーには期待を寄せています。

【INPEX低炭素ソリューション 落合浩志 事業本部長】
「仮に中東やその他の国に一極集中してエネルギーが入ってこないというような時に、別の確保の道筋として、こういう合成メタンを使う」

ただ、このe-メタンの製造には現在の天然ガスの生産よりコストがかかるため、今後、どうコストを下げて製造していくかが課題となっています。

この新エネルギー、e-メタンは今年度末まで実証実験を続け、その後、実用化に向けた検討も行う方針です。

NST新潟総合テレビ
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