高知市の病院でこのほど、重い心臓疾患の患者に最新型の治療機器を使った手術が行われ、4月14日に担当医師が会見を開きました。
明神康喜 記者:
「今月6日、近森病院で高知県で初めてという手術が行われました。心肺蘇生を受けたという50代の男性に施された手術。いったいどういったものなのでしょうか」
近森病院循環器内科部長・三戸森児 医師:
「手術自体は順調にいきまして、1~2時間程度で通常通り終了して、その後の経過も良好です」
4月6日、高知市の近森病院で行われたのは重い心臓疾患の患者の体内に「EV-ICD」という器具を入れる手術です。「EV-ICD」は2025年3月に保険適用となった新しい植え込み型除細動器です。
心室細動など、命に係わる危険な不整脈を感知すると自動的に電気を流し、心臓を正常に戻す機能があります。重い不整脈の治療で体内に器具を入れる治療法にはこれまで2種類ありましたが、感染症のリスクなど課題がありました。
今回導入された「EV-ICD」は電気を流すリード線を胸骨の内側に入れるため手術は高度な技術が求められますが、感染症のリスクが低く電池の寿命も約11年とこれまでに比べ大幅に長くなりました。
近森病院循環器内科部長・三戸森児 医師:
「今回のEV-ICDの適用による不整脈は非常に重篤な不整脈で、致死的な不整脈が適用になります。最新の治療を提供できますのでご安心いただきたい」
今のところ県内で『EV-ICD』の手術ができるのは近森病院だけで、『EV-ICD』をひとつの選択肢として患者と相談しながら治療にあたりたいとしています。