複数のアメリカメディアは、アメリカがイランに対し、ウラン濃縮活動を20年間停止するよう求めていたと報じました。
ニュースサイト・アクシオスは政府高官などの話として、週末にパキスタンで行われた交渉でアメリカ側がイランに対し、ウラン濃縮活動の「20年間停止」を提案したと伝えました。
これに対し、イラン側は停止期間を「10年未満」とする案を提示し、受け入れなかったとしています。
また、ウォールストリート・ジャーナルは、20年間の停止案には制裁緩和が含まれていたと報じた一方、イラン側は高濃縮ウランの国外搬出も拒否したと伝えています。
イスラエルメディアによりますと、イランはIAEA=国際原子力機関の監視のもとで、国内の濃縮ウランを希釈する案を主張したということです。
アメリカはこれまで「核開発の完全放棄」を求めてきましたが、一定期間の停止案を提示したことで、譲歩を示したとみられます。
また、イランメディアによりますと、ホルムズ海峡についてアメリカはイランとの共同管理を要求しましたが、イランは拒否し、ホルムズ海峡の管理継続を主張したということです。
ウラン濃縮の扱いをめぐる対立は依然として大きく、合意に至らなかった主な要因とみられています。
一方、CNNテレビは13日、4月21日の停戦期限を前にトランプ政権がイランとの2回目の交渉に向けた準備を進めていると報じました。
CNNは関係者の話として「会談が実現するかどうかは不明だ」との声を伝えたうえで、イランや仲介国と進められている協議が今後、進展した場合に備えて開催日や場所を検討しているということです。
交渉の候補地としては、スイスのジュネーブや前回の開催地となるパキスタンのイスラマバードが検討されているとしています。
また、トランプ政権は「外交的な解決が可能だと期待している」として、「今後の交渉次第では停戦期間を延長し、和平交渉に向けてさらなる時間を確保する可能性もある」としています。