伊勢神宮で20年に1度行われる式年遷宮、次回は2033年でまだ7年ありますが、すでに社殿の建て替えに使う御用材を運ぶ「御木曳」(おきひき)も始まり、町は盛り上がりを見せています。
■「神様の引っ越し」20年に1度の大事業
伊勢神宮の神域を流れる五十鈴川で、法被姿の市民たちが引っ張っているのは、長さ6mの大きなヒノキです。

伊勢神宮の式年遷宮で、新しい社殿を造るための御用材を運ぶ「御木曳」の幕開けとなる「御木曳初式」が行われました。
4月12日は「川曳」が行われ、五十鈴川を遡り、内宮まで御用材を運び込みました。
20年に1度、社殿を建て替え、ご神体を移す式年遷宮は、前回の2013年から20年となる2033年に向け、行事が続いています。

13日はお木曳車という台車に乗せた御用材を、およそ3000人の市民たちが2kmにわたって引っ張り、外宮まで運びました。

新たに建造する社殿の屋根など、重要な部分に使われる御用材を運ぶ御木曳。
2027年まで続くというこの御木曳を盛り上げようと、地元ではお木曳車を100分の1サイズにした「チョロQ」が登場。神宮の維持や発展を支援する団体・伊勢神宮崇敬会が企画し、タカラトミーとコラボしました。

神宮会館の担当者:
「未来、式年遷宮に触れる子供たちにもより分かりやすく知っていただくために作りました。チョロQを通して、こういったことがあったなと振り返っていただけるかなと」
この「お木曳車チョロQ」は伊勢市内の小中学校にプレゼントされたほか、神宮会館の売店や公式サイトで販売されています。
■観光の起爆剤に…新たな取り組みも
さらに、街全体を巻き込んだ新たな取り組みが、4月から始まった観光キャンペーン『いせしませんぐう旅札』です。

神宮周辺の6つの市や町の観光名所を巡って、神社のご朱印のように20種類のカードを集めるキャンペーンで、おかげ横丁では内宮、二見興玉神社では夫婦岩といった、それぞれの名所を象徴するデザインのカードが手に入ります。
いせしませんぐう旅の迫間実行委員長:
「この地を何度も訪れていただきたいなと思って作っております。7年かけて式年遷宮の準備を始めておりますので、ぜひこの地へお越しいただきたいなと思っております」
式年遷宮に向けて盛り上がり始めた伊勢神宮、2033年までまだまだ行事が続きます。
