兵庫県の採用試験に合格した人の6割近くが、入庁を辞退していたことが分かりました。近隣府県に比べて突出しています。

県によると去年行った職員の採用試験で「大卒程度の総合事務職」として合格したのは209人。(※早期SPI枠・通常枠の合算)しかしこのうち、今月1日に入庁した人は86人でした。

123人が辞退していて、辞退率は58.9%と6割近くに達しました。

近隣府県の辞退率をみると
・大阪府30.3%
・京都府45.5%
などとなっていて、これらに比べると兵庫県が突出しています。

斎藤知事に原因を聞くと…。

【斎藤知事】
「辞退率をふまえて、多めに合格を出している。そういった影響から辞退率が増えたと考えている。それぞれの自治体の採用状況で、それぞれの辞退状況はあると思う。
そのあたりはしっかり受け止めていくことが必要だ」

【記者】
「(告発文書問題では)内部告発したら公開の場でトップに罵詈雑言を浴びせられた。今の若者は他に働く場所の選択肢が非常に増えているが、兵庫県を選んでくれるのか」

【斎藤知事】
「県政は大事な仕事だとしっかりPRし、より志のある若い世代の方が『兵庫県で働いてみたい』と言うような職場づくりをしっかりやっていくことが大事だ」

公務員試験の講座を開く県内の大学生協によると「兵庫県は複数の受験枠の併願ができるため、とりあえず受験する学生が多い」と分析。一方で、告発文書問題の混乱を受け「学生が兵庫県への入庁に不安を訴えたり、親に『やめておけ』『他の所にしておけ』と説得されたりするケースが目立つ」ということです。

【斎藤知事】
「躍動する兵庫を築くためには、皆さんの柔軟な発想や行動力が必要です」(Youtubeより)

県は来年入庁に向けた「早期SPI枠」の試験では、申し込み期間の終盤に斎藤知事が急きょメッセージ動画を公開。その甲斐あってか総合事務職の申し込みは1099人と去年より108人増えました。

若者たちが「とりあえず受験」するだけでなく実際に入庁してくれるかが県が直面する課題です。

関西テレビ
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