木原官房長官は3日午後、定例の記者会見で、冬眠明けで活動を再開したクマによる被害の防止策を詳細に述べ、注意を呼びかけた。
木原長官は、「春先を迎え、既に各地での熊の目撃情報が相次いでいる。例年、春から夏にかけて、若いオスのクマの行動範囲が広範になることが予想をされている」と述べて、クマの出没が今後増加する可能性に懸念を示した。
その上で、
▼クマの出没に関する自治体からの情報に注意すること
▼コンポストや夜間に出されたゴミなど、熊の誘引物となるものを放置せず適切に管理すること
▼熊の生息地に、むやみに立ち入らないこと
▼立ち入る際はクマの行動が活発な明け方、日の入り前後の立ち入りや単独行動を避けること
▼鈴やラジオなど音の出るものや、クマ撃退スプレーなどを携帯すること
など、具体的な注意事項を掲げた。
さらに、木原長官は、クマと遭遇した場合の対応についても、「落ち着いて距離を取ることなど十分な警戒をお願いしたい」と重ねて注意喚起した。
また、「政府としては、熊の捕獲作業に従事する捕獲者の確保、箱わなやクマ撃退スプレーといった必要な資機材の確保など、地域の実情に応じた春季のクマの捕獲体制を構築するなど、先般取りまとめたクマ被害対策ロードマップに基づき必要な熊被害対策を戦略的数計画的に実行していく考えだ」として、政府・自治体による被害防止策を推進していく姿勢を改めて強調した。