デーゲームでの西日のまぶしさにゲームが中断するという、珍しいできごとだった。
西本球審(53)がバックネット裏の場内アナウンス室に向かうと「ただいま日差しがきついため、しばらくお待ち下さい」とアナウンス。

約1分後に試合が再開されたが、つながらないロッテ打線にも光は射した。

2点を追う6回、藤岡裕大(27)、荻野貴司(35)の連打でチャンスを作ると、角中勝也(33)のショートゴロの間に1点を返す。
さらにチャンスでサングラス姿の中村奨吾(28)。

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楽天・石橋良太(29)のカットボールをセンター前に運び、同点に。

なおも1アウト1・2塁で打席には新型コロナウイルス感染から復帰した菅野剛士(27)。

「ファーストの正面だったので、やばいなと思ったんですけど、跳ねてヒットになってくれてよかったです」と、ロッテから移籍した楽天・酒居知史(27)のストレートを振り抜き、ランナー2人を迎え入れる決勝のタイムリー3ベースを放った。一挙5点をあげるビッグイニングとなり、ベンチにはいつもの活気が戻った。

この日、井口資仁監督(45)が打線に喝を入れた。ここ5戦で9三振、辛抱強く起用してきた若き4番を、87試合ぶりに外した。荒治療もあって、打線はようやく、つながる「線」となった。

一方、投げては先発・二木康太(25)が「絶対に勝とうという気持ちしかなかった」と7回3安打9奪三振の力投。

最後はクローザー・益田直也(31)が締めて7年ぶりの30セーブ目をあげた。

「(個人記録は)どうでもいいです。クライマックスシリーズにいけるかどうか、という中で戦っていますし、今月は情けない試合ばかりしているので、苦しい状況の中で、プレッシャーを感じて楽しんで勝ちを届けます」と益田。

優勝こそ逃したが、王者ソフトバンクを倒すチャンスはまだある。クライマックス・シリーズへの切符は楽天に譲れない。

【10月31日プロ野球結果】
巨人6-4ヤクルト
DeNA5-13阪神
中日3-9広島
日本ハム6-1オリックス
西武2-11ソフトバンク
ロッテ6-3楽天