福山市は27日、1800万円以上の障害児通所給付費を不正に受給したなどとして、市内の障害児通所事業所1施設を指定取り消し、別の1施設の新規受け入れを一時停止する行政処分を出しました。
処分を受けたのは藤成デイズ(本部・岡山市北区)が運営する福山市手城町の「すくすく塾手城」、福山市御幸町の「すくすく塾御幸」の2施設です。
市によりますと、手城町の施設では子どもが実際にサービスを利用していないのに利用しているように記録を改ざんしたり、利用時間を実際より長く記録したりして障害児通所給付費を不正請求していました。
また、利用人数が基準を超えた場合に必要な減算を適用せずに給付費を不正請求していたということです。
去年3月に関係者から市に通報があり、事案が発覚。
市の監査の結果、施設の責任者が自ら改ざんしたり改ざんを指示したりしていたほか、運営法人の役員による指示があったことが分かりました。
運営法人は「認識不足と法令順守の体制が不十分だった」と釈明しているということです。
市は2施設で不正に受け取った給付費約1850万円に加算額を足した計約2590万円の返還を求めています。
市は手城町の施設について指定を取り消し、事業者の責任で利用する子ども33人を他の施設に移すよう指示しています。
御幸町の施設は新規利用者の一時受け入れ停止の処分を出しました。
不正受給した金の使途は明らかになっていません。
市は「運営法人が事案を真摯に受け止め、給付費を早急に返還する意思を示している」として刑事告訴は見送ることにしています。