全国で閉店や廃業が相次ぐ「町の書店」。
2年前に市内唯一の書店が閉店した大田市では「書店ゼロ」を解消しようと市が書店を誘致、松江市に本社を置く「今井書店」が2026年6月に出店することになりました。

3月27日に大田市役所で行われた調印式。
大田市が誘致を進めていた「書店」の出店事業者が松江市に本社を置く「今井書店」に決まり、楫野市長と今井書店の達山暢会長が覚書を交わしました。

新たな書店「今井書店大田店」は、大田市長久町の商業施設「イオンタウン大田」に出店、面積は約290平方メートル、雑誌や新刊などを扱う総合書店で、6月24日にオープンする予定です。
大田市は出店や運営にかかる費用として、10年間で最大5500万円を補助します。

大田市・楫野市長:
本と触れ合う機会がなくなったというのは、私にとっても、あるいは市民にとっても本当につらい日々だったなと思う。手に取って触れて選ぶ喜びというのは何ものにも変えがたいものがあると思っていて、それがまさに実現する、その喜びであふれている。

安部大地記者:
大田市に唯一残っていたこちらの書店も、2024年3月で閉店し空き店舗となっています。

大田市では2年前、市内唯一の書店が閉店、「書店ゼロ」の状態が続いていました。
市は2025年、「書店」を誘致することを決め、新たな支援制度を創設して事業者を公募、今井書店1社から応募があり、審査会での審議を経て選定されました。

今井書店・達山暢専務:
あらゆる世代の方が、あらゆる職種の方が、それぞれニーズに合わせて本をお選びいただくもの。それほど大きな店舗ではないので、それらすべてをというわけにはいきませんが、あらゆるお客様に喜んでいただける、そんな書店にしたいと思っている。

全国で閉店や廃業が相次ぐ中、本を売るだけではない文化の拠点でもある「まちの書店」をどのように守っていくか…模索が続いています。

TSKさんいん中央テレビ
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