IOC(国際オリンピック委員会)は、2028年のロサンゼルスオリンピックから、女子種目の出場資格を判断するために遺伝子検査を導入すると発表しました。
IOCはパリオリンピック閉幕後の2024年9月から、アスリートや専門家の意見を聴取するなど、女子種目の出場資格について見直しを進めていました。
これらを踏まえ26日、IOCは女子種目の出場資格はSRYと呼ばれる遺伝子の有無を調べる検査で陰性を確認した「生物学上の女性」に限ると発表しました。
この検査は原則として生涯に一度だけ行われ、2028年のロサンゼルスオリンピックから適用されるということです。
IOCのコベントリー会長は、今回の方針について「科学に基づき、専門家によって主導された」と強調した上で「オリンピックでは、わずかな差が勝敗を分ける。生物学上の男性が女子種目で競技することは公平でなく、一部の競技では安全ではない」と説明しています。
パリオリンピックのボクシング女子では、前年の世界選手権で「男性ホルモンのテストステロン値が高い」として失格となったアルジェリアと台湾の選手がそれぞれ金メダルを獲得するなど、性別をめぐる出場資格が国際的な議論となっていました。