3月14日から、しなの鉄道全線と大糸線の一部の駅でJR東日本の交通系ICカード「スイカ」の利用が拡大しました。一方で、JRは運賃の値上げを実施。割安な切符の販売も終了し、利用者からは喜びと戸惑いの声が聞かれました。
3月14日、長野駅で開かれた「スイカ」の利用開始セレモニー。
しなの鉄道線と北しなの線の全線でスイカの利用が可能となりました。
しなの鉄道・土屋智則社長:
「これから地域にもっと広がっていくことによって、より便利になる」
利用開始後初めての平日となった3月16日朝、長野駅の通勤時間帯を見てみると、しなの鉄道の利用客も多くの人がスイカを利用していました。
利用者:
「実際に使ってみてとってもやりやすかった。切符をいちいち買わなくていいのでスムーズにできます」
利用者:
「すごくありがたい。便利です。切符よりスムーズにいけてすごくうれしい」
また、JR東日本長野支社管内では、新たに大糸線の白馬駅と信濃大町駅でもスイカが使えるようになりました。
JR東日本長野支社 地域共創部・林直人 部長:
「通勤通学のお客さまが便利にご利用いただくというのは当然のことながら、国内外からいらっしゃる多くの方々にとっても快適に便利に白馬エリアでお楽しみいただくことができる」
利便性が向上する一方、JRを利用する人からは、こんな声も―。
利用者:
「最寄り(駅)からちょっと移動するだけでも30円とか上がっていて結構値上がりを感じます」
JR東日本は3月14日、運賃の値上げを行いました。
消費税の税率変更以外での値上げは、1987年の民営化以降初めてだということです。
値上げ率は、普通運賃が平均7.8%、通勤定期が平均12%などとなっています。
長野ー松本間の普通運賃は1170円から60円値上がりして1230円に。
北陸新幹線は長野ー東京間の自由席が7810円から110円値上がりして7920円となりました。
また、値上げに合わせて、長野と松本などの間を往復で購入すると割引になった「信州往復切符」などの割安な切符の販売も終了となりました。
利用者:
「値上がりは非常に嫌なことではあるんですけど、仕方ないかなと思って使っています」
JR東日本は、値上げの増収分については安全対策や災害時の対策などに充てるとしています。