韓国・ソウル中心部の宿泊施設で起きた火災で、火元となったカプセルホテルにはスプリンクラーが設置されていなかったことがわかりました。

14日午後6時ごろ、日本人観光客も多く訪れる「明洞」近くにあるカプセルホテルで火災が発生しました。

3時間半ほどで鎮火しましたが、この火事で外国人観光客10人が負傷し、日本人の親子が病院に搬送されました。

消防によりますと55歳の母親が意識不明の重体、22歳の娘も一時、意識不明でしたが現在は会話ができるということです。

火はカプセルホテル3階の客室のベット部分から出火し、母親は7階の廊下で、娘は4階の階段で発見されました。

施設内部は狭い個室が上下左右に並ぶカプセル型の構造で、出火1時間前にチェックインしたという日本人女性は荷物などで通路が狭くなっていたと証言しました。

日本人女性観光客:
ロッカーもあったけど小さいので荷物をベッドのそばに置いておくという感じだった。逃げる時には邪魔だったと思う。つまずいちゃったりするくらいの狭さだった。

警察と消防の調べによりますとこのビルは韓国でスプリンクラーの設置基準が強化される前に建てられたためスプリンクラーが設置されていませんでした。

また、施設の規模も設置義務の対象に届いていなかったということです。

火災が起きた施設の周辺には、同じようなカプセル型などの小規模宿泊施設が半径2キロから3キロほどの範囲に複数あります。

現場近くでは21日に人気グループBTSの公演が予定されていて、外国人観光客の増加が見込まれることから、韓国政府は16日にソウル市内の宿泊施設に対する緊急安全点検を行うと発表。ソウル市長が火災が発生したホテルや周辺の宿泊施設を点検しました。

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国際取材部
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