F1™︎2026年シーズン第2戦の中国グランプリで初優勝を果たした、メルセデスのキミ・アントネッリ(19)。14日のスプリントでは5位に終わったが、直後の予選では史上最年少(19歳6カ月17日)でポールポジション獲得という快挙を果たし、決勝でもその勢いを見せつけた。開幕2戦終了時点での獲得ポイントは47、ドライバーズランキングは2位につけている。
カート界を席巻…12歳でメルセデスのジュニアプログラムへ
アントネッリは、2006年8月25日イタリア・ボローニャ生まれ。父はスポーツカーレーサーで、幼少期からモータースポーツ環境に身を置いてきた。レーシングカート(※F1レーサーのほとんどが幼少期に経験するモータースポーツの“登竜門”)時代に数々のタイトルを獲得し、その活躍を受けてメルセデスのスカウトの目に留まった。

2019年4月に12歳でメルセデスのジュニアプログラムに加入し、2022年にはイタリアF4とADAC F4の両選手権を制覇。2023年にはフォーミュラ・リージョナルの中東およびヨーロッパシリーズでもタイトルを獲得した。2024年にはF2に昇格し、シルバーストンとハンガロリンクで勝利を挙げた。
ハミルトンの後任として18歳でF1デビュー
アントネッリがF1デビューを果たしたのは2025年。ルイス・ハミルトンがフェラーリへ移籍したことに伴い、2024年8月にメルセデスが2025年シーズンから当時18歳のアントネッリを起用することを発表した。
ルーキーシーズンでは3回の表彰台と150ポイントを獲得し、メルセデスがコンストラクターズランキング2位を確保するうえで重要な役割を果たした。
2026年のシーズン開始2戦での優勝1回、表彰台2回というアントネッリのスタートダッシュは、メルセデスの新時代到来を予感させる。もう1人のドライバーのジョージ・ラッセルもオーストラリアで優勝、中国で2位と、チームは今季開幕から2戦連続で1-2フィニッシュを達成している。
中国グランプリの優勝インタビューで、アントネッリは「言葉にならない。正直泣きそうです。チームのみんなに本当に感謝しています。彼らのおかげで、夢をかなえることができました」と述べ、涙を見せた。
今回の初優勝は、アントネッリの長いキャリアの序章にすぎない。これからの一戦一戦が、19歳のアントネッリにどのような新たなステップをもたらすのか注目したい。
「F1™世界選手権2026」
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