クマの異常出没で新たな日常となってしまったのが、自動ドアの運用中止です。秋田市の秋田公立美術大学の学生が、重い自動ドアを手動で開けるアイテムを開発しました。
2025年10月、湯沢市の湯沢雄勝広域市町村圏組合消防本部で、クマが自動ドアを自在に行き来する様子が捉えられました。
こうしたクマの侵入を防ごうと、県内の多くの施設が自動ドアを手動に切り替えました。
秋田市の秋田公立美術大学も例外ではありません。学生たちは不便さを感じていました。
秋田公立美術大学3年生・熊木そらさん:
「両手がふさがっている時に自動ドアを通ろうとすると、一回荷物を下ろさなければいけないのがすごく大変だった。他の学生も『とにかくドアが重い』という声が多かった」
そこで学生たちは、課題として「自動ドアの開閉を補助する道具をつくること」に取り組みました。
熊木さんは、薄型の長方形を2枚のドアの間に差し込み、テコの原理で開ける仕組みを考案しました。指をかけやすいように穴の形にもこだわりました。
熊木そらさん:
「日常に存在する問題を自力で解決し、成長できた。今後も身の回りの不便を自力で解決していきたい」
この他、鍵形やペンチ形などバラエティーに富んだ作品が考案されました。
作品が商品化される予定はありませんが、取り組みを通じて「クマの脅威」という身近な課題をどう解決するかを考えるきっかけになったようです。