埼玉県立小児医療センターで白血病の治療で抗がん剤を注射した10代の男性患者が死亡し、2人が意識不明となっている問題で、3人からは今回の治療では使用しない薬液が検出されていますが、病院にはその薬液を使用した記録が残っていないことが分かりました。
埼玉県立小児医療センターでは2025年、白血病の治療のために抗がん剤の注射をした3人の患者が太ももの痛みなどの神経症状が出て10代の男性患者が死亡、残りの2人も意識不明の重体です。
3人の体内からは今回の治療では使用しない「ビンクリスチン」という薬液が検出されていて、この薬液が神経症状の原因である可能性が高いとされています。
薬液は、無菌の調剤室で調製されていて病院の調査では、この「ビンクリスチン」が3人に投与された薬液に使用された記録はなかったほか、医師や薬剤師らへの聞き取り調査でも投与は確認できなかったことが分かりました。
病院は、この「ビンクリスチン」は、専用の保管庫に入れ他の薬と混ざらないようにしていると説明しています。
病院は事件や事故の可能性があるとして、警察に届け出るとともにさらに詳しい経緯を調べています。
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