プロスポーツ選手の多くは、現役を引退した後の人生の方が長く続きます。華やかなピッチを離れた後、彼らはどのような道を歩むのでしょうか?
今回ご紹介するのは、2025年まで高知ユナイテッドSCでゴールキーパーとして活躍し、27歳という若さで現役引退を決断した井上聖也さん。
現在、異色の“三刀流”ライフを送っているという井上さん。地元・高知に根ざし、新たな夢に向かって走り続ける日々に密着しました。
「三刀流」その1:こども園の優しい先生
セカンドキャリアの「三刀流」その1、現役時代からアルバイトをしていた南国市の認定こども園での勤務です。現在は週5日のフルタイムパートとして、毎朝7時前から送迎バスに添乗し、子どもたちのサポートをしています。
「怒ったところを見たことがない」と職場の同僚も太鼓判を押すほど。保護者をきれいな花で出迎えたいと園の花壇の手入れまでするその姿からは、持ち前の細やかな気配りが伝わってきます。
「三刀流」その2:サポーターが集う店を。土と向き合う農業への情熱
セカンドキャリアの「三刀流」その2、高知市の春野町で本格的な「農業」に取り組んでいること。黒潮町の実家が農家という経験を活かし、現役時代から自ら野菜を育てています。
高知ユナイテッドの元スタッフである長崎さんから畑を借りてスタートした家庭菜園は、わずか3年で面積を5倍に拡大!現在は良心市に出荷する程度で収入こそお小遣い程度ですが、井上さんには大きな夢があります。
「将来は自分のお店を開いて、サポーターの皆さんが試合後に集まってご飯を食べられる場所を作りたい」 。育てた野菜を使った手料理で、サッカーを愛する人たちを笑顔にする。その温かい夢に向かって、今日も土と向き合っています。
「三刀流」その3:地元高知への恩返し!高校生へのキーパー指導
セカンドキャリアの「三刀流」その3、高知商業高校サッカー部でのゴールキーパー指導。週に2日、Jリーガーとして培ってきた貴重な経験を地元の高校生たちに還元しています。
「説明が丁寧で、細かく教えてくれる」と、生徒や監督からの信頼も厚い井上さんは「やるからには高知出身のJリーガーのゴールキーパーを一人でも多く輩出したい」と語りました。
これからも高知を“こじゃんと”盛り上げる
こども園、農業、そしてサッカー指導。全く違う3つの分野に見えますが、その根底にあるのは「人を笑顔にしたい」「地元に恩返しをしたい」という井上さんのまっすぐで温かい人間力です。
「三刀流」で高知を盛り上げる井上さんに、こじゃんとえい!
