11年前に千葉県の神社にある国の重要文化財などに油のような液体をかけた疑いで逮捕されたアメリカ在住の医師の男が新潟県内でも犯行を行っていた可能性があることがわかった。男が油のような液体をかけていた動機とは…
神社に“油のような液体”かける…金山昌秀容疑者を逮捕
アメリカ・ニューヨークの空港に現れた男。11年前、千葉県の神社の門などに液体をかけ損壊した疑いで逮捕された金山昌秀容疑者(63)だ。
医師として働く一方で、宗教家としても活動していた金山容疑者。
事件が起きたのは2015年3月。千葉県の香取神宮で、国の重要文化財『楼門』など十数カ所に油のような液体がまかれたのだ。
彌彦神社でも“油のような液体”見つかる「必ず罰下る」
実はこのころ、新潟県弥彦村にある彌彦神社でも7か所に油のような液体がまかれているのが見つかっていた。
当時、神社の関係者は「感触がつるつるする。これは油かなということで水をあててみると水をはじく」と話し、「神様は全てご存じ。必ずや何らかの罰が下るのを確認している」と怒りを露わにしていた。
「油注ぎ神社清めた」アメリカに渡っていた金山容疑者を日本へ移送
県警はこのときから千葉の事件と同一犯である可能性を視野に捜査を続けていた。
その後、千葉県警が防犯カメラの映像などから金山容疑者の犯行と特定し、逮捕状を取得。
しかし、金山容疑者が事件後にアメリカに渡っていたため、現地当局に身柄の引き渡しを求めていた。
自身が立ち上げた宗教団体で信者に対し、「目で見たら、ただのしめ縄ですが、霊の目が開かれると、しめ縄の上に悪霊がコウモリのごとくぶら下がっていて、人が通りかかるのを待っている。だから神社を参拝してはいけません。清い場所ではありません。神社は悪霊の巣窟です。そのときに油を降り注ぎ、主イエスキリストの名によって清めました」と発言をしていた金山容疑者。
金山容疑者は現地の裁判所に身柄引き渡しの阻止を求めていたが、これが棄却されたため日本への移送が決定したという。
容疑認めている金山容疑者 新潟県警も関連捜査へ
香取神宮の拝殿に油のような液体をかけた疑いで5日朝に送検された金山容疑者。

調べに対し「異議はありません」と容疑を認めていて、犯行の動機については「キリスト教の祈りの中で精霊に導かれるまま訪れた神社などに宗教の儀式とされる注ぎをするため」などと話しているという。
当時、彌彦神社などを含め16都府県48箇所で確認されていた同様の被害。新潟県警も関連について調べる方針だ。
