福島県三島町の高清水地区で、子どもたちが住宅を回り集めていたのは色とりどりのひな人形。
桃の節句に合わせて地区の人たちが和紙などで作ったもので、翌日の4日に子どもたちが只見川に流す「ひな流し」という風習が受け継がれている。
少子化などで一時実施できない時期もあったが、現在は2人の子どもが伝統を繋いでいる。
町民は「子どもたちがいてくれるのは、大人の励み。元気のもと。子どもを思う親の気持ちが込められているから、途切れないでやってもらえることが願い」と話す。
地区の人たちが見守るなか、水面にそっと浮かべられたひな人形。
無病息災への願いが込められていて、福島県の重要無形民俗文化財にも指定されている。
ひな流しを受け継ぐ矢澤源真(やざわげんしん)さんは「みんなの健康を願って流しました。これからも伝統を残していきたい」と話した。