県内の公立高校の入学試験は5日、最終日の2日目を迎え、社会と数学の試験が行われました。
志望校の合格に向けて、これまで必死に勉強に励んできた受験生は果たして力を発揮できたのでしょうか。
轟木康陽記者
「午後1時半前です。正門には多くの保護者が受験生の帰りを待っています」
鹿児島市の甲南高校です。
午後1時半前、試験を終えた受験生が続々と会場から出てきました。
県内の公立高校の入学試験は最終日となる2日目を迎え、5日は社会と数学の試験が行われました。
甲南高校では288人の定員に対して412人が出願していて、倍率は1.43倍となっています。
試験を終えて出てきた受験生たちは緊張から解放されたのか、ホッとした表情を浮かべていました。
受験生
Q.手応えは?
「ばっちり。絶対に合格する」
「『受験から解放された、やったー』みたいな気持ちがとても大きい」
「とにかく祈って、これまでの自分を信じて願いたい」
5日で高校入試が終わりましたが、問題には鹿児島ならではの出題もありました。
例えば理科です。
世界自然遺産に登録されている屋久島を題材に、標高の高い山があると雨が多くなる理由を雲のでき方に着目して答える問題が出ました。
この問題の解答例は「水蒸気をふくむ空気が山の斜面にぶつかって上昇して雲ができるから」となります。
また、英語ではこのように文章問題の中に鹿児島に関する言葉がちりばめられています。
「奄美」ですとか「アイランドソング」、つまり島唄について書かれています。
その中で、奄美出身の祖母が島唄を好きな理由を尋ねられ、「島唄は奄美の人々がどう生きたかを教えてくれるから」と答える様子が描かれています。
このほか、社会では県と企業が環境問題に取り組む「かごしま環境パートナーズ制度」について触れていたり、数学では県の農業産出額が題材に用いられました。
県教育委員会は日常生活に絡めることで「鹿児島について知ってもらいたい」という思いもあるそうです。
受験生の皆さんお疲れ様でした。
公立高校の合格発表は3月12日です。