東京のベンチャー企業「スペースワン」が民間企業単独としては国内初となる、機体に積んだ人工衛星の宇宙軌道への投入を目指して発射する「カイロス3号機」。
打ち上げ予定時刻の午前11時10分を迎え、機体は上空に飛びましたが、スペースワンによると、68.8秒後に「飛行中断措置」がとられたということです。
【スペースワン 関野展弘副社長】「打ち上げ後68.8秒に飛行中断を発令し、飛行中断をしております。68.8秒というのは1段の固体モーターが燃焼している最中で、まだ2段目に分離ないし、点火という段階には至っていない。その手前でございました」
また現在のところ、打ち上げ時の環境や機体自体・機体に搭載された機器に大きな異常は見つかっていないということで、原因は今後調査する方針です。
【スペースワン 関野展弘副社長】「機械環境ですとか熱環境ですとかフライトに起因する環境それから機体。機体というか、搭載されている機器に大きな異常があったということは認められてございません。
飛行中断に至った経緯というか原因についてはこれから調査をするということで考えているところでございます」
■「カイロス3号機」天候影響で延期・中止 きのうは「28.9秒前」に中止
今回の3号機は当初、先月25日に打ち上げ予定でしたが、天候分析の結果、延期に。
今月1日に発射の予定でしたが、打ち上げ予定時刻の30分前である午前10時半に、天候の影響で中止となっていました。
そしてきのう=4日にも打ち上げが予定されていましたが、打ち上げ直前に中止となりました。
スペースワンは、機体が故障したわけではなく、「打ち上げの28.9秒前に、ロケットの位置などを制御する測位衛星からの信号の受信状態が安定せず、安全のために緊急停止した」などと説明。
きょう(5日)、午前11時10分から打ち上げる予定を発表していました。