ミラノ・コルティナオリンピックで堀島選手はじめ、多くの選手をウェアで支えたのが富山県小矢部市が創業の地であるゴールドウインです。世界最高峰のアスリートを支える開発者に狙いなどを伺いました。

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ミラノ・コルティナオリンピック、男子デュアルモーグルで銀、男子モーグルで銅メダルを獲得した堀島行真選手。その快挙をわが事のように喜んだ人がいます。

*ゴールドウイン事業部 柴田大翼さん
「メダルを取ってくれてうれしい気持ち、自分が手掛けたウェアでオリンピックに出てくれたうれしさと色々入り混じった気持ち」

ゴールドウインの柴田大翼さん。2018年からモーグルやエアリアルなどの競技で選手が着用するウェアをデザインしています。

*ゴールドウイン事業部 柴田大翼さん
「今回のオリンピックのように、見栄えが点数を左右する競技。体が大きく見える、足が綺麗にそろって見える、ウェアでどう改善できるのかをテーマに」

モーグルはスピードだけでなくターンやエアの美しさがポイントです。

アスリートが奇麗に見える性能がウェアに求められました。

今回のオリンピックで堀島選手も着用したウェアです。

快適な素材と高い機能性はさることながらデザインにはアスリートを支える狙いがありました。

*ゴールドウイン事業部 柴田大翼さん
「上下で着たときに、膝から上の部分が長く見えるようデザインしている。めくれて黒が出てしまうと境目が分かる」

エアの着地で重心が後ろに下がりおしりが落ちる「後傾姿勢」は減点されます。

そこで膝当ての位置とボタンの色を工夫。太ももとひざ上がすっきり伸びて見える、「ひざから上が長く見える」デザインを施しました。

オリンピック前、堀島選手は柴田さんに自ら描いたイラストやプレゼンテーション資料を送り、理想のユニフォームについて提案したといいます。

それは過去の大会で優勝した国のウェアから着想をえた自身のこだわりのデザインでした。

*ゴールドウイン事業部 柴田大翼さん
「どういったシルエットが理想的なのか、オリンピックで優勝する人がどういうデザインを着ているのかをイラストで送ってくれた」

オリンピックの興奮もさめやらぬまま、28日に南砺市で開幕するワールドカップ。今回、柴田さんが製作したウェアにはオリンピックの濃紺色に代わり、「紅辰砂」と呼ばれる色があしらわれました。

戦う選手たちに送る柴田さんからのエールです。

*ゴールドウイン事業部 柴田大翼さん
「戦国時代のかぶとで使われた朱色は縁起のいいカラー。あすからはその色をまとって、戦ってもらう。少しでも選手の自信に繋がればという思いで作っている」

今回デザインされたユニフォームはワールドカップ期間中、たいらスキー場で展示されています。

(富山テレビ放送)

富山テレビ
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