思わず息をのむ・・・ドローンで見た奥日光の滝 ~最高の避暑地~

取材撮影部
カテゴリ:国内

  • 広さは東京23区の倍!!関東で最も古い国立公園 
  • ドローンで撮る、始まりの場所【湯滝】 
  • 清流の中で生きる水の妖精 

広さは東京23区の倍!!関東で最も古い国立公園

福島・群馬・栃木の三県にまたがる日光国立公園は、関東地方で最も古い1934年に国立公園に指定された。
広さは114,908ヘクタール。これは、東京23区の倍の広さだ。
公園の大半は山岳地帯だが、湖や壮大な瀑布、渓谷に湿原など、多くの自然に恵まれている。

連日、厳しい暑さが続く中、涼を求めて、奥日光を取材した。

ドローンで撮る、始まりの場所【湯滝】

日光四十八滝と言われる程、多くの滝が存在する栃木県日光市。
奥日光には「三名瀑」と呼ばれる代表的な滝がある。
華厳の滝、龍頭の滝、湯滝。

今回はドローンを使って、そのひとつ『湯滝』の撮影を行なった。

湯滝は、清流の始まりと言われている。

湯滝は、「滝の落ち口」「滝の横」「滝壺」の3か所から観る事が出来るのが最大の魅力だ。
「落ち口」をドローンで撮影すると、ゆるやかな流れから一気に勢いよく滝が流れ落ちる様子が確認できた。
ドローンはモニターで映像を確認しながら飛行させている為、落ち口にさしかかる時には、あたかも自分が滝下に落ちてしまうのではという錯覚に陥った。
そういう意味では、視聴者の方には自分がその場所にいるかのような疑似体験をしてもらえたのではないかと自負している。

滝を横から見る、というめずらしい体験も

「滝の横」は、滝と並行して作られた木道の階段から横の景色を楽しむことが出来る。
木々の隙間から見ると、滝の水が岩肌を優しく伝っていく様子が見て取れる。
滝を真横から見ることの出来る場所は関東でも珍しいという。

そして「滝壺」。

ここでは迫力の光景を目の当たりにすることが出来る。落差およそ60メートル、幅10メートル以上の滝が流れ落ちる。
それを下から見上げるのは圧巻。まさに大きな壺のなかに何万トンもの大水が一気に流れ落ちる…そんな光景に一瞬我を忘れる。

ドローンをゆっくり、滝壺から上昇させてみる。
想像以上の風圧と水しぶきでドローンの方向が変わってしまうため、水しぶきが機体に当たらないよう滝とドローンの距離を一定に保たせながら操縦した。

この日は曇り。ドローン撮影は人のいない時間に行なうため、早朝の時間帯となったが、奥日光の去年8月の平均気温は18.6度。
半袖では肌寒く、南向きの滝に陽は当たっていなかった。
一般的には、太陽光が当たる午前10時から午後3時頃がお奨めだという。
壮大に流れ落ちる滝、「涼」を求めるという意味ではやはりこの時期に行ってみたい。

清流の中で生きる水の妖精

梅花藻(バイカモ)という水中花をご存知だろうか。
その名の通り、白い梅の花に似ていることからこの名前が付いたという。

綺麗な水が流れている場所に生育することで知られており、奥日光では湯川周辺とそこから少し離れた光徳沼で見ることができる。
水温によって、咲いている時期が違ってくるのだという。
湯川周辺は6月~7月。光徳沼では8月頃。

今回、特別に許可を頂き、小型カメラに水中ブリンプを装着し水中撮影を試みた。
映像でも分かる通り、その姿は小さくて可愛らしく、まさに「白い妖精」。
その妖精は思った以上に速い水流の中で、流されないよう踏ん張るかのように咲いていた。

ひんやり冷たい清流の中を力強く生きる「妖精・梅花藻」の姿は健気で美しく、自然の中で懸命に生きる<命の力>そのものだ。

湖の8割が湧き水だという、湯ノ湖。
湖からの流れは、湯滝・湯川・戦場ヶ原まで続いている。自然を育む水の流れが奥日光を守っているのだと感じた。

このシーズンが終わると奥日光には次の季節が訪れる。
また別の季節に、夏とは違う表情をドローンで撮影したい、そんな衝動に駆られた取材となった。 

【「湯滝」までのアクセス】
電車:JR東武日光駅より湯元温泉行きバス乗車、約60分「湯滝入口」下車、徒歩5分。
車:東北自動車道、宇都宮I.Cより60分
  関越自動車道、沼田I.Cより90分

 【問い合わせ先】 
日光市観光協会     TEL 0288-22-1525
日光市役所観光振興課  TEL 0288-21-5170 

(フジテレビ取材撮影部 山下高志カメラマン)