皇后雅子さま 初日の衣装は「ローブ・デコルテ」  ティアラにも注目

カテゴリ:国内

  • ご成婚から今日までを振り返る 雅子さまのドレスの変遷
  • 美智子さまが皇后となられた際に着用されたのは「マント・ド・クール」
  • 歴代皇后に受け継がれてきた「第一ティアラ」とは?

華やかで色鮮やかなドレスから洗練された印象へ

5月1日午前0時、元号が平成から令和に変わり、皇后陛下となられた雅子さま。午前11時すぎに行われた即位後朝見の儀に出席される雅子さまは、どのような衣装で臨まれたのか。

長年にわたって皇室のファッションを研究している大東文化大学 特任准教授の青木淳子さんに解説していただいた。

まずは、雅子さまがこれまでに大きな行事でお召しになったドレスを年代順に振り返っていく。

【平成5年 ご成婚】
ファッションデザイナー・森英恵さんデザインのドレスで、花びらのような大きな襟が特徴的だ

【平成6年 バーレーンご訪問】
金の刺繍が入った赤い華やかなドレス

【平成14年 ニュージーランドご訪問】
艶やかなブルーに大ぶりのコサージュとフリルが付いたドレス
 

雅子さまはこの2年後の平成16年に適応障害と診断されてからしばらくの間、表舞台には登場されなかったが、平成25年、久々の海外公務でオランダを訪問された。

【平成25年 オランダ国王即位式】
肩や背中の露出が少ない立ち襟の「ローブ・モンタント」と呼ばれるドレスで、ベージュのシンプルなデザイン

【平成30年 講書始の儀】
露出の少ない長袖のローブ・モンタント


島田彩夏キャスター:
4月30日も同様の白いローブ・モンタントでお出ましになられましたが、年代順に追っていくと、雅子さまの装いに変化は見られましたか?

青木淳子さん:
バーレーンご訪問の時は、赤いドレスで髪を下ろしていらして、よりナチュラルな印象で、ダイアナ妃を連想させるような華やかさがありますね。
また、ニュージーランドご訪問時のブルーのドレスもコサージュが付いていて、上背のある雅子さまだからこそ着こなせるドレスではないかと思います。

平成31年4月30日

島田彩夏キャスター:
そして近年は、よりシンプルで高貴な装いになっているような気がしますね。

青木淳子さん:
そうですね。最近のご衣装は、華やかさはやや控えめで落ち着きがあり、洗練されている印象です。

島田彩夏キャスター:
皇后としての雅子さまは、どのような衣装で登場されると思いますか?

青木淳子さん:
こちらは美智子さまが皇后になられた際にお召しになった衣装です。
基本は、襟元が開いていて袖も短い「ローブ・デコルテ」なのですが、それよりもより正式なかたちとしては、こちらの「マント・ド・クール」が明治時期に規定されました。女性の最も正式な礼装で、トレーンという長い「引き裾」が特徴です。

「第一ティアラ」は明治から皇后に受け継がれる由緒あるもの

車の窓を開け、晴れやかな表情で沿道に集まった人々の歓声に応え、時折会釈をされながらおすまいの赤坂御所から皇居へ向かわれた雅子さま。

即位後朝見の儀

青木淳子さん:
「ローブ・デコルテ」
でしたね。
皇后さまが正式な場で着用される「第一ティアラ」をおつけになって、本当ににこやかに微笑まれている雅子さまを拝見して、まさに皇后雅子さまの誕生を、その装いからも実感しました。

雅子さまが着用されたティアラは、皇后陛下が持つ3つのティアラのうちの最も由緒のある「第一」と呼ばれるものだ。

青木淳子さん:
第一ティアラは、明治天皇の皇后である昭憲皇太后から約130年続いているものです。

島田彩夏キャスター:
デザインが異なるように見えますが?

青木淳子さん:
お代替わりをする際、着用しやすいように調整をされています。上の飾りは取り外すことができるようになっていて、大粒のダイヤモンドが一番の特徴です。

(「Live News days」5月1日放送より)

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