大阪市大正区の海に浮かぶ台船の上で、女性の遺体が見つかった事件。
警察によると、女性は何者かに殺害された後、橋の上から落とされた可能性があるという。
なぜこのような場所で遺体が見つかったのか。
関西テレビ「newsランナー」では、女性の死亡推定時刻ごろの現場を取材。すると、現場は急な坂道で歩いて運ぶことは難しく、車で運ぶと駐停車禁止の片側一車線道路で、かなり目立つことがわかった。
■荷物の積み下ろしなどをする「台船」の上に女性の遺体
今月15日午前7時半ごろ、警察に「頭から血を流して倒れている人がいる」という、一本の通報が入った。
現場は大阪市大正区の「なみはや大橋」の下に浮かんでいた、荷物の積み下ろしなどをする「台船」の上。
女性が頭から血を流して倒れていて、その後、死亡が確認された。
司法解剖の結果、女性は40~60代くらいで、死因は、ひものようなもので首を圧迫されたことによる窒息だったと判明。
捜査関係者によると、女性は発見された時、はだしで寝間着姿で仰向けに倒れていて、スマートフォンや財布などは持っていなかったという。

■周辺には住宅・店・工場 交通量の多い橋
この橋はどのような場所なのか。
【記者リポート】「遺体が見つかった現場の上を通る橋に来ています。奥側には住宅街そして、工場などが広がっていて、こちら側には大阪湾が広がっています」
なみはや大橋は、港区と大正区を繋ぐ、全長1600メートルを超える橋で、周辺には家具の量販店もある。
交通量の多いこの橋で、女性はいつ、どのように落とされたと考えられるのか。

■「橋は急な坂道」で歩くだけで息が上がる…
警察によると、女性の死亡推定時刻は、今月15日の午前0時ごろ。
その時間帯の現場に行ってみた。
【記者リポート】「街灯はあるものの深夜ということで、人の姿はなく、非常に静かな現場周辺となっています」
午前中とは違い、交通量も少なくなっている。
さらに記者実際に歩いてみると、「かなり息が上がる、そういった坂になっています」という感想。
橋は急な坂道になっていて、仮に「歩いて人を運ぶ」となれば容易ではないように思える。

■片側一車線で“駐停車禁止”
では、車ではどうなのか?実際に走行して検証してみた。
【記者リポート】「橋の入り口には、駐停車禁止という標識があります。ご覧の通りですね、橋の上は片側1車線の道路となっています。ここで車を止めてというのはなかなか目立つだろうなといった印象です」
犯人は駐停車禁止の片側1車線の道で車を停車させ、遺体を落としたのか?

■橋の柵は胸のあたりまである…
ではなぜ、海の上に浮かぶ台船の上に遺体があったのか。
記者が橋の上から海面を見ようとしたが、身長180センチの記者でも橋の柵は高く、胸のあたりまであり、覗き込まないと海面の状況を確認することができなかった。
橋の下を確認できなかったのだろうか。
警察は、女性が何者かによって別の場所で殺害され、その後「なみはや大橋」から落とされた可能性があるとみている。
警察は当時の詳しい状況を調べるとともに、女性の身元の特定を急いでいる。
(関西テレビ「newsランナー」 2026年7月20日放送)


