週末、東北や北陸を中心に強い雨が降り、福島・石川町では1時間に91.5mmと観測史上最も多い雨量を記録しました。

そこに台風15号が近づいています。

現在、台風15号は北西に進んでいて、11日の午後に東北や関東に上陸する恐れがあります。

茨城や福島に上陸すれば観測史上初めてとなります。

通常と逆走する形で東から西へ横断する“異例のルート”で、早くもお盆期間中のイベントに影響が出始めています。

列島に接近中の台風15号。
コースを予測しづらいのも特徴です。

9日午後3時時点では宮城県を通る進路をたどっていましたが、10日午後3時時点での最新の進路図では進路が南へとずれ、関東に直撃する見通しが高まっています。

なぜ、台風15号の進路は南下しているのでしょうか。

矢澤気象予報士は、関東などに晴天をもたらしている高気圧が原因だと指摘します。

矢澤剛気象予報士:
台風の進路が急に南に寄ったのは、日本の北にある高気圧の張り出しが強まったからなんです。最終的にどこに上陸するかは、この高気圧の強さ次第といえます。

高気圧の張り出し方によっては、今後も進路が変わる可能性があるといいます。

矢澤剛気象予報士:
15号は東から西へ進む逆走台風のため、海からの暖かく湿った風が東北の太平洋側へ吹き付けます。その風が陸地の山にぶつかることで、猛烈な雨雲が次々と発生してしまうんです。ここは普段雨の量が少ない地域です。他の地域では耐えられるような雨の量でも、すぐに川があふれたり土砂崩れが起きたりと、思わぬ大災害につながる恐れがあります。

進路も予測しづらく、思わぬ災害につながる恐れがあるという台風15号。

JR東日本は10日午後、台風の影響で東北新幹線に遅れや運休が発生する可能性があると発表しました。

矢澤気象予報士は、山の日の11日も時間帯によっては交通機関の乱れに注意が必要だといいます。

矢澤剛気象予報士:
雨風が一番強いのは、11日午後3時から深夜0時。鉄道では茨城、千葉を走る路線などは遅れや運休の可能性もあります。都内も夜は大荒れになる可能性があります。特に11日の午後は都心も交通の乱れに要注意です。