ウクライナ東部・バフムトでロシア兵による攻勢が行われている中、ロシア側の仲間割れが起きている。

ロシア兵のすぐそばにある、破壊され放置された車
ロシア兵のすぐそばにある、破壊され放置された車
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歩いて行くロシア兵のすぐそばには、破壊され放置された車。

破壊され放置された車
破壊され放置された車

街には見るも無残な光景が広がっている。

次々と銃弾が飛び交う街、ウクライナ東部のバフムト。

ロシア側が攻勢を強めている重要拠点だ。

ウクライナ側の“戦略的な撤退”がささやかれていたが…

ゼレンスキー大統領は「防衛を続ける」と表明している。

(画像:【Reuters】 UKRAINE-CRISIS/WAGNER-BAKHMUT 「RIA NOVOSTI」より)
(画像:【Reuters】 UKRAINE-CRISIS/WAGNER-BAKHMUT 「RIA NOVOSTI」より)

ウクライナの発表によると、バフムトでは、3月6日からの1週間で1100人以上のロシア兵が死亡した。

多くの犠牲者が出ているものの、この状況はロシア当局の思惑通りだという。

バフムトで戦うロシア兵の多くは、民間軍事会社「ワグネル」の兵士だ。

アメリカの研究機関によると、「ワグネル」トップのプリゴジン氏の影響力を弱めるため、ロシア国防省は弾薬の供給を制限するなど、ワグネルを消耗させているという。

激戦地を舞台に、ロシア側が仲間割れしているのだろうか。

ワグネル兵士が語るロシア政府の真相

そんな中、ウクライナ軍が映像を公開した。

(画像:独立第3突撃旅団より)
(画像:独立第3突撃旅団より)

カメラの前で話す男性は、捕虜になったワグネルの兵士だ。

(画像:独立第3突撃旅団より)
(画像:独立第3突撃旅団より)

捕虜のワグネルの兵:
バフムトの近くに配属された。戦闘経験がある人は、一人もいなかった。医療を行う人もいない。応急処置の道具すらもない。僕らに与えられたのは銃だけだった。

(画像:独立第3突撃旅団より)
(画像:独立第3突撃旅団より)

男性は「いま一番怖いのはロシア政府だ」と話した。

(「イット!」 3月15日放送より)