政府は、新型コロナ対策としてのマスク着用について、3月13日から屋内・屋外を問わず個人の判断に委ねる方針を決定しました。
一方で、マスク以外の新型コロナ対策の方針はまだ決まっていません。今後どう変わっていくのでしょうか。

“感染リスクが高まる5つの場面” 削除へ

マスク着用について、3月13日から原則個人の判断に委ねることになります。
着用が効果的な場面として政府の見解としては、
混雑した電車バスの中では「着用を推奨」(ただし、概ね全員が着席可能な新幹線などは除く)、高齢者や重症化リスクの高い方が多くいる医療機関や高齢者施設では「着用を推奨」と示されました。

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そして、これまで避けるべきと言われてきた「感染リスクが高まる5つの場面」の項目は削除される見通しです。

感染リスクが高まる「5つの場面」
感染リスクが高まる「5つの場面」

具体的には、
1)飲食を伴う懇親会等
2)大人数や長時間に及ぶ飲食
3)狭い空間での共同生活
4)居場所の切り替わり
5)マスクなしでの会話

一方で、三つの密(密接・密集・密閉)の回避は継続する必要があるということです。

飲食店での感染対策どうなる?

では、3月13日以降、マスク以外の感染対策はどのように考えていけばいいのでしょうか。
例えば、飲食店の場合は…

政府の方針では、大人数での飲食は1つのテーブルで可能となります。また、「マスク会食」を推奨されることはありません。

そうなると、気になるのはパーティションですが、座席の間隔を確保するため席を減らして座れないようにしたり、各テーブルにパーティションを設置している店もあります。
政府の方針では、これらの座席間隔の確保や、パーティションの設置は、3月13日以降も引き続き対策として有効だと位置づけられています。

そして、引き続き手指消毒と、換気の徹底は求められます。

さらに、人と人との距離の確保、いわゆる“ソーシャルディスタンス”についても変わります。
これまでは人と人との距離の目安は2mとされてきましたが…、

3月13日以降は「人と人が触れ合わない距離での間隔」を確保、という形で、業種ごとに見直されるということです。

(めざまし8 2月13日放送)