流行語にもなった“インスタ映え”。
しかし今、それとは真逆の“映えない”SNSがアメリカで話題になっています。

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9月11日、アプリダウンロードランキングで1位を獲得した「BeReal(ビリール)」。

“リアルであれ”という名前の通り、編集や加工が一切できないことが特徴です。

投稿できるのは1日1回、不定期に来るアプリの通知を受けてから、原則2分以内に写真をアップするというルールです。

つまり、投稿のタイミングを自分で選ぶことができないのです。

めざまし8のスタッフも、「BeReal」の撮影に挑戦してみることに。

通知が来ると、カウントダウンがスタート!焦らずにはいられません。
焦ったスタッフは、いつものようにスタッフルームで仕事をしていた天達気象予報士に突撃。状況が呑み込めない天達を、半ば強引にパシャリ!

天達気象予報士の何げない日常がアップされました。

焦った…天達気象予報士の日常をアップ
焦った…天達気象予報士の日常をアップ

“映える”「SNS」に疲れた?若者の本音は

なぜ今、“映えない”アプリが人気なのか?その理由は「SNS疲れ」にありました。
実際に街で10代の若者に話を聞くと、SNSでの写真の“加工”が大変で、疲れているという声が多く聞こえてきました。
「BeReal」を利用している男性も「映えた写真じゃなくても気にせずあげられる」とこのアプリを高評価。

投稿は、お互いに承認し合ったグループ内のみでシェアされ、新しく投稿されると古い投稿は自動で消えていきます。撮影者の顔もスマホの内側のカメラで同時に撮影され、アップされるなど、映えさせないシステムが徹底されているのです。

ITジャーナリストの三上洋氏は、人気の理由をこう推察します。

ITジャーナリスト 三上洋氏:
写真を綺麗に見せて、一生懸命あげるという行為が面倒になったという人たちが多いんですね。広く一般に見せる「インスタ映え」ではなくて、仲間同士で自分の現在の姿を共有して楽しもうよっていう、身近な人向けのSNSが評価を得ているんですね

今後、日本でもブームになる日は来るのでしょうか?

(めざまし8「#NewsTag」より9月13日放送)