アメリカの政策研究機関は11日、ロシア軍がウクライナの首都キエフを包囲するため、新たな作戦の準備に入っているとの分析結果を発表しました。
アメリカの政策研究機関「戦争研究所」の分析によると、ロシア軍は8日から10日にかけて、キエフを包囲するための攻撃に失敗し、11日から新たな作戦に向けた準備を進めるため、補給や部隊の再編成を行っているとしています。
キエフ周辺の戦闘は膠着しているとする一方、「ロシアが占領を諦める可能性は極めて低い」とも指摘しています。
また、ロシアが戦力を増強するために、シリア人の傭兵部隊を近く派遣する可能性があるほか、ロシアがベラルーシに対して、ウクライナに軍事侵攻するように圧力をかけているとしています。