2025年の働く人1人当たりの給与は、平均で35万5919円で、5年連続、増加しました。
一方、物価の上昇を反映した実質賃金は4年連続で減少し、物価の上昇に賃上げが追いついていない状況が続いています。
厚生労働省が発表した「毎月勤労統計調査」の2025年1年間の速報値によりますと、働く人1人当たりの「現金給与総額(名目賃金)」は前の年より2.3%増えて35万5919円となり、5年連続の増加となりました。
このうち、フルタイムで働く一般労働者について、基本給などにあたる所定内給与が2.5%増加し、1994年以降、最高の伸びとなっています。
また、パート労働者の時給は1394円で、過去最高となりました。
一方、物価の変動を反映した「実質賃金」は前の年より1.3%減って4年連続で減少し、物価の上昇に賃上げが追いついていない状況が続いています。
厚労省は「春闘による賃上げの動きが出ている一方、物価がおととしと比べてさらに高い水準になっていて、実質賃金がマイナスとなった」としています。