福島市は、市が発注する業務委託契約に関して、契約に関する情報を業者に誤って漏えいさせたとして、2月5日付で40代の女性職員を減給1か月の懲戒処分とした。
福島市によると、女性職員は2025年6月、担当していた契約の入札が不調になったことに焦り、経費を積み上げた「積算金額」を業者にメールで伝えてしまったため、業者が予定価格を類推できる状態になってしまった。
この契約は、専門性が高く業務を実施できる業者が限られることから、市では特定の1者から見積をとる“随意契約” の方式をとっていたが、この業者が提出した見積と予定価格の乖離が大きかったことから入札不調になったという。
女性職員が「業者に積算金額を教えてしまった」などと報告したことから事態が発覚し、市は入札手続きを中止としたうえで、発注内容などを見直して再度入札を行った。
また、この女性職員は、入札手続きの期間中に業者と会食していたことも明らかになっていて、市は「誤解や不信を招くような不適切な接触」としている。
女性職員は事実を認めて反省しているということで、福島市の馬場市長は「公務員としての倫理と綱紀粛正を徹底するとともに、市職員として法令遵守と責任をもった行動をとるよう促し、信頼回復に全力で取り組む」としている。