佐世保玉屋が建物の老朽化で1月31日、現在の店舗での営業を終えました。
閉店を前にしたセレモニーでは、常連客や元従業員が別れを惜しみました。
佐世保市栄町の「佐世保玉屋」。
1月31日午後6時前、閉店のセレモニーがありました。
集まったのは常連客や元従業員など約300人。
例年、元日に店内のホールで歌を披露していたオペラユニット「THE LEGEND」のコーラスと共に、最後の時を見届けました。
佐世保玉屋 田中丸 弘子 代表取締役社長
「佐世保玉屋は1つの区切りを迎えますが、ここで過ごした時間や思い出は皆さまの中でこれからも生き続ける。一緒に生き続けると思う」
佐世保玉屋の前身は、1806年に創業した佐賀県の田中丸商店です。
その後、佐世保に進出。1920年に百貨店として開業しました。
店舗は増改築を繰り返し、1964年に完成。
老朽化で佐世保市から耐震診断の結果を報告するよう命令を受けていましたが、資料が不足して診断を受けられず、建て替えを決断しました。
2025年からは、9フロアのうち1階のみで営業を続けてきました。
元従業員 池田 和子 さん(91)
「いらっしゃいませ。ありがとうございます。毎日エレベーター前で(していた)。あの頃はよかったが、今はこんな風になって悲しい」
そして午後6時すぎ。
132年の歴史に、この日、幕を降ろしました。
佐世保玉屋は、跡地に複合施設を建設するとしています。
百貨店としての営業は佐世保市万津町の自社ビルに店舗を移し、3月をめどに再開する予定です。