アメリカのトランプ大統領は2日、レアアースなどの重要鉱物を民間企業向けに備蓄する制度を始めると発表しました。
この制度の目的は民間の自動車やIT企業などが使う重要鉱物の価格変動や供給不足に備えることで、これまで軍事産業のための備蓄制度はありましたが、民間企業用は初めてです。
資金については、政府系のアメリカ輸出入銀行の融資と、民間からの資金を合わせ、120億ドル=約1兆9000億円を投じます。
トランプ大統領は、「市場が混乱しても、アメリカの企業や労働者が重要鉱物の不足で被害を受けないようにする」と意義を強調しました。
レアアースは、中国が圧倒的なシェアを握っていて、2025年、中国が輸出規制を行った際には、アメリカで自動車の生産が減るという影響が生じました。
新制度によって中国への依存を減らし、供給網を強くすることが狙いで、自動車のゼネラル・モーターズやグーグルなどが参加する予定です。